フライング・スタリオン-6
「あああぁぁ、いいぃぃぃっ」
昇さんの声が、耳にくぐもります。
昇さんの腰が、リズムを始めました。
それは、程よい固さで、粘膜を擦ります。
さっき見た雁首の鰓が開いて、膣の襞をこすげています。
昇さんの両手が、乳房を鷲掴みにして揉みしだいています。
昇さんの恥骨が、クリトリスをくじっています。
子宮が疼いて、乳首とクリトリスに共鳴します。
「あああぁぁ〜いいわ、いいわ、昇さんぅ、凄くイイっ」
シコ〜シコ〜シコ〜シコ〜〜
リズムが、テンポを高めます。
くっ〜くっ〜くっ〜くっ〜〜〜〜
「洋子、イキそう」
「イってぇ、あたしもイキそう」
それが、一際、硬く、熱く 深く膣に満ちました。
昇さんが、動きを止めました。
恥骨とお小根は密着したまま、膣の中のモノは、熱気を放ちながら、より深く、より深く〜〜
「イッくうぅぅぅ」
「イクわぁぁっ」
ぴしゃ〜ぴちゃ〜ぴしゃ〜ぴちゃ〜ぴしゃ
子宮は、昇さんの放った愛液を浴びて、悦びに震えています。
股間から広まった疼きが、お臍を通って、乳房を通って、脳髄に達して、私は手足を突っ張り、上掛けを握り締めて昇天してしまいました。
12.
洋子との愛に満ちた夜をすごした昇がシドニーに戻り、とりあえずのお礼のやり取りがあった後、洋子からメールが来た。
<昇さん、
赤ちゃんができました。生理が止まっています。とても嬉しいです。
びっくりされたでしょう?そんなつもりじゃなかったって思われるでしょう。
心配しないで下さい。私は、昇さんの子が欲しかったのです。
昇さんに奥様のいらっしゃるのを承知で、計画をしました。結婚できないのであれば、せめて昇さんの子供を生んで育てたい、そう思っています。
ご迷惑はおかけしません。事実だけはお知らせした方がいいと思って、メールをしました。
もうメールはしません。ありがとうございました。
さようなら。 洋子>
昇は、正直驚いた。確かあの日は、大丈夫だといったはずなのに。安全日ではなかったのか???
クリスマスイブの洋子との交わりは、まさに砂漠にオアシス。たまりに溜まった欲情を、強かに洋子の中に放出した。
<洋子さん、
びっくりしました。でも、僕は嬉しい。僕の大好きな洋子ちゃんのお腹に僕の子が。
詳しいことは今度会ってお話しますが、僕にできることは何でもしますから、その子は生んでください。
4月中旬のイースターホリデーに、そちらに行きます。
昇>