川来優美をシェア-2
さりげなく優美の様子を伺うように通り過ぎたり隣でDVDを見たりしている男性客がちらほら現れる。そんな前で梨田は優美を恥辱する。
「優美もバック、好きだもんな。」
「!?わ、私…」
「好きだろ?いつも燃えてるじゃん。」
「…」
客の視線が気になる。隣に立つ客が優美の顔をチラチラ見ている。手にしているのは痴漢DVDだ。完全にいやらしい視線で優美を見ていた。
「フフフ、じゃあ目的のバイブを見に行くか。」
優美の肩を抱き寄せアダルトグッズコーナーへ向かう。優美にとっては見た事のないようなグッズがたくさん並んでいた。俯きながら連れて行かれた。
「さぁ、どれがいい?」
「えっ…?」
顔を上げると様々なバイブが並んでいた。見た瞬間、顔が熱くなる。
「安いのだとまた使いすぎて壊しちゃうからな、優美は。」
「な…!」
身に覚えがない言葉に慌てる。
「コードレスがいいよな。それに頭と胴体がセパレートで回転するやつ…。クリ部の刺激も激しいのがいいよな。」
優美には何を言っているのかさっぱり分からなかった。
「これなんかどうだ?この黒いの。」
「…」
困惑する優美に耳元で囁く。
「明日1日楽しむバイブだ。ちゃんと見ろよ。」
「え…」
明日はこんな卑猥な物で1日中弄ばれるのかと思うと怖くなる。恥ずかしがる優美を客からの熱い視線がとらえていた。
「まぁいいや。じゃあこれとローター、そしてコレだな。」
洗濯バサミのような物が2つついているのは乳首を恥辱するものだとすぐに気付いた優美。そんな優美に追い討ちをかけた。
「じゃあ自分で買って来いよ。」
「えっ!?嫌です…!」
「ほら、金だ。行け!」
背中を押される優美。振り返ると梨田が怖い顔をしていた。どうしようもなく優美はレジに向かう。
「す、すみません…これ…下さい…」
「いらっしゃいませ…」
店員も女性客に緊張しているようだ。
「さ、サイズはこれで宜しいでしょうか?」
「さ、サイズ…?」
気が動転していて慌てる優美。
「こ、こちら少々大きいかと…」
バイブを指さす店員。
「だ、大丈夫です…。早くお会計を…」
「か、かしこまりました…」
慌ててレジを打つ店員。袋に入れられた卑猥な玩具と釣り銭を受け取り慌てて梨田のもとに帰って来た。
「じゃ、行くか。」
優美は恥ずかしそうに俯きながら梨田の後ろについていった。すれ違う男性客にチラチラ見られ恥ずかしくなり早くもこの場を去りたかった。車に乗っても暫く俯いていた優美だった。