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LADY GUN
【推理 推理小説】

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モンスター再始動-11

 「今、海外サイトで田口と思われる投稿があり騒ぎになってます!」
捜査本部のある中央署に緊張が走る。すぐに確認する。
 「上原はどうする?」
 「観ます。」
 「そうか。」
中山は若菜と共に連絡のあったサイトを開いた。そこにはロイヤルビューティー篠春宮玲子レイプというタイトルがつけらている。しかし若菜はある事に気づく。
 「こ、これ…録画じゃない…。ライブです!!」
 「な、何…?」
そのサイトはライブチャットがメインのサイトであった。ライブチャットを使い映像を流している事に気づいた。視聴者からのコメントがもはや炎上状態であった。
 これ、玲子様…?本物?
 本物じゃね?
 ホクロの位地が同じだし!
 マジかー!玲子様がレイプされてんのかよ、今!
 玲子様を犯してんの、あの田口じゃね?指名手配の!
 玲子様があのレイプ魔の手に…!?大変だ!でもとりあえず観てから…

 もはや事実を隠すのは無理な状態だ。恐らく明日、マスコミは大騒ぎになるだろう。もう悠長に構えてはいられない。早く田口を見つけ出さなければ収集つかなくなる事必至だった。
 「やばいぞ…」
中山が頭を抱える。しかし若菜はじっと動画を見つめていた。
 「この小屋…見覚えありませんか…?」
 「えっ…?」
中山が動画を見つめる。
 「こ、これはまさか…!あの…!」
 「湯島武史が美山静香をレイプしたあの場所です!」
 「そ、そうか!あの場所は田口にとっては大事な場所だ!遺体放棄にも使ったよな!あの場所から始めるつもりだったのか!クソっ!」
刑事達は現場に急いだ。中央署から30分程の距離だ。多くの車両が現場に急ぐ。
 初めに到着したのは若菜と石山だった。続いて続々と捜査員達が到着し小屋の周りを取り囲む。まさかまたここで事件が起ころうとは思いもしなかった。若菜は細心の注意を払いドアを開けた。拳銃を構えた若菜。
 「い、いない…。」
中はもぬけの殻であった。ここで何かが行われた痕跡も見当たらなかった。
 「や、やられた…。どこか違う場所にこの小屋を真似た小屋を作り私たちを撹乱したんだわ…。クソっ!」
置いてあったスコップを蹴り飛ばした若菜。その頃、玲子をレイプし終えた田口がカメラにむかい声明を出した。
 「あの小屋へ行ったか?ハハハ!お疲れさん!まずは玲子様を犯してやったぜ?見ての通りロイヤルベイビーが誕生するかもな。次は薫子、最後は由紀子だ。みんな仲良くロイヤルベイビーを産ませてやるから楽しみにしてるんだな!それが終わったら今いる日本中の府警や女の刑事を片っ端からレイプする旅に出てやる!また婦警を恐怖のどん底に落としてやるぜ!俺はおまえら警察を許さない。全員皆川静香のように無残な人生を与えてやるからな!次は薫子だ。さっさと探し出してみろ!ククク。」
そしてライブチャットは終わった。正式な犯行声明がなされた。
 公の場所での犯行声明にネットでは大騒ぎになった。そして薫子のレイプ中継を待ちわびる人間が多く存在する有様に警察も宮内庁も激しく揺れたのであった。


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