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妖怪艶義〜お菊虫〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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妖怪艶義〜お菊虫〜-4

3
彼女の‘膣口’だけで搾られ脱力したのもつかの間――彼女はそのまま腰を沈め、‘俺’を腹のナカにおさめてしまった。
萎えかけたモノが、熱くてドロドロの感触に包まれる。彼女の中は、‘肉’というより流動体がつまっている感じ・・・たとえるなら、どろどろになるまで煮つめたポタージュスープを、たっぷり溜めた女のクチの中―――その妄想に、またモノが硬くなってしまう。

‘俺’の変化に気づいた彼女が、頃合いとばかりに腰を振りはじめる。
じゅぷじゅぽと、粘度の高いスープがモノに絡みつき、俺は熱い吐息を漏らしてしまう。時おり当たるかたい物は、彼女の内臓なのだろうか――その想像に一瞬おぞましさを覚えるが、‘コリッ’だったり‘くにゅっ’だったりするその感触すら、堪らない快感になっていく。
気づけば俺は、一度果てたモノをまた限界まで腫れさせて、虫娘の腰つきに惚けていた。

一度挿入(はい)ってしまえば、キツい膣口にカリを延々責められることもなく、比較的ゆったりした快感がつづく。また彼女にはテクニックがまったくないので、ピストンも単調な抜き挿しだけ。
とはいえナカは極上の快楽ツールだし、入口を縁どるプリプリの淫肉が、今は竿を締めつけながら絶えず上下しているわけだから、気持ちよくないわけはない。
ただ、射精を強制するような鋭い性感はなく、結果として、獲物をじっくり射精に追いこむような、甘美で焦れったい時間がつづいていく。

彼女のナカもすっかりこなれてモノを呑みこみ、5回に1回くらいは根元まで咥えてしまう。そして深々と咥え込むたび、彼女の最奥にある何かが鈴口をとらえ、堪らない快感をあたえてくる。
それは、球状のプリプリした何かだ(実際に見たわけではないから、はっきりとは分からない)。突き入れると、その弾力で亀頭を心地良く押し返してくる。そして滑(ぬめ)らかな表面が鈴口を撫でるたび、ぞわぞわと、腰の浮くような快感が這いあがってくる。
もしかしたら、それは彼女の‘子宮’かもしれない――そんな危険で背徳的な妄想が、一瞬頭に浮かんで消えた。

ただ、彼女は意識してソコに当てているわけではないらしく、浅めのピストンが続いてしばらく‘おあずけ’を食った後、不意打ちで立て続けに鈴口を擦られ、女みたいに喘がされたりする。

いつ来るか分からない快感を待ちながら、単調に続いていくピストンの中で。
いつしか俺は、自ら‘トドメ’を求めて腰を揺すり始めていた。


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