〈狂宴・前編〉-15
(やめてえッ!!酷いよ!!こんなの酷いよぉッ!!)
奈和の温もりの残る汚布は優愛の顔面に被せられ、股布は鼻と口を覆って悪臭を無理矢理に嗅がせてくる。
ピッタリと密着する汚布を振り払おうにも抗いは足りず、その視界には我が身すら守れない彼女の悲惨な姿が映し出された。
『◇*£@§…?∩◎☆℃♀……』
「な、何よ!?何よぉ!!や、やだあぁぁぁッ!!!」
邪魔な物を取り払われた下半身……サロトは両の尻肉を力任せに握ると、割れ目が平らになる程に開き、剥き出しにされて楕円に伸びた肛門を、恍惚の表情で視姦していた……。
『ほう?随分とケツ穴が盛り上がっておるのう?』
『コイツは船の中で糞をしなかったですからね……パンパンに詰まってるんでしょう』
浅黒い肛門は、割れ目から尖るように飛び出しており、荒れた山肌のように皺が刻まれていた。
その下に鎮座している秘肉は膨らみは控え目で、薄いピンク色の肉花がペロンと食み出していた。
陰毛は産毛のように薄く、まだまだ身体は幼い事を無言の内に見る者に伝える。
それは夏帆に似た顔立ちだけでは無く、その体つきでもサロトの食欲を増進させうる特上の“幼肉”だった。
サロトの瞳は欲情に潤み、分厚い唇からはダラリと涎が垂れた。
その唇の隙間から汚れた舌が這い出すと、その尖端は皺だらけの小さな“山”に向かって伸びていった。
(やめてぇ!!奈和に…奈和にそんなあッ!!)
ベロンと伸びた舌からは涎が糸を引いて垂れ、汗だくな顔が笑みを浮かべて奈和の尻に近付いていく。
止められない……悪夢と同じように身体は思うように動かせず、奈和を助けたくても助けられない……彼女を力ずくで奪おうとする非道なオヤジに、優愛は文字通り手も足も出せない……。
「あ"ぁ"ッ!?い…いいッ入れな…ッ!!嫌"あ"〜〜〜ッ!!!」
オヤジの唇は奈和の尻の割れ目に密着し、その頬がプルプルと震えるのに合わせて、奈和は裏返った金切り声をあげた……涎塗れの口元から微かに漏れる鼻濁音と奈和の叫びで、優愛はオヤジの病的な悪戯を知ってしまった……。
「気持ち悪いぃッ!!は、離し…ッ!!もう嫌あぁぁッ!!!」
欲心に塗れた不浄な舌は、奈和の肛門に侵入して抉じ開け、内部から舐め回していた。
此所に連れて来られるまで、初めての他人の肉体の侵入が醜いオヤジだとは奈和は思ってもいなかったし、その部位が肛門である事など想像さえしてはいなかった。
(へ…変態ぃッ!!何で…何でそんなトコを…!?)
普通の性的興味しか持たない者なら、肛門は興味の外であろう。
そこは排泄物を放り出す為の器官であり、それ以上でも以下でもない。
だが、此所に巣くう鬼畜達は普通の外に生きている。
女体の全てに欲情し、穴という穴が性欲と悪戯の対象となる。
美少女の唯一と呼べる汚ならしい穴を、放っておく理由など有りはしない。
羞恥心をこれ程責められる部位は、他に無いのだから。