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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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本当の優しさ-3

「はいっ、そのままゆっくり」

何時も変わりばえなく、ルームへやって来て応援してくれる杏、それは良いのだが、僕は
前から頭がモヤモヤと気になっていた事を口にする。

「手伝ってくれるのは嬉しいんだけど、大丈夫なの?」
「大丈夫って、何が?」
「いやテニス部とかさ、練習あるんじゃないの?、御園サンとのアイスクリーム付き合い
だってあるし、それに今君の家お父さんしか居ないんでしょ?だったら…」
「大丈夫だって!テニス部はぁーまぁ何とか、菫だって「別にいいよっ」って言ってくれるし、アイツだって別にいい大人だし。」
「親をアイツ呼ばわりしちゃーいけませんねー、ホント?僕の事なら心配しないでいいよ
一人でも何とかやれるし」

心配だ、僕の為に彼女が自分の私生活を台無しにしているんで無いかって

「何さ、私に来て欲しくない訳?」
「そういう意味じゃ、ただ僕のせいで君が」
「んだとコラァ!私は私でちゃんとしてますぅー、人の事はいいからまず自分の事を心配
何とかなさい、常識よ!常識。」

そう言って、やや不機嫌になり無言で支え出し、僕等の周りだけ空気が重くなり。

「ほらほら、動きが鈍いぞ!もっと気合を入れて。」
「駄目よ、リハビリは無理にするものじゃないわ」
「うん?」

彼女にそう急かされていると入り口の向こうから昨日の看護師がやって来て。

「長谷川君、ちょっと良い?先生が今後について話があるって」
「話……」

何だか雲行きが、僕はリハビリを中断し、看護師と共に専門医の所へ

杏も気になり、僕と看護師の背中を追っていく。



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