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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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本当の優しさ-2

「あら、また一人で帰るの?」
「うんっ、ゴメンね菫それじゃっ!」

そう言って、机に乗せた鞄を取り、菫に片手で「悪ぃ!」的なポーズで、教室を早々に
 後にし。

最近の私は何時もこんなんだ、菫と定番とも言える放課後のアイス屋には行かず当然このまま家には帰らず、向かうのは何時も彼のもと。

「何でアンタが彼のリハビリに付き添うの?力になりたいのは解るけどそういうのは普通にリハビリ専門の看護師がやるべきでしょ」と、ある日菫が私にもっともらしい意見を
 述べてきた。確かに菫の言うように態々私が看護師の真似事をする必要なんて無い。
 彼がリハビリをすると決心してから最初こそは男性看護師が付き添っていたのだが、いつの間にか絆一人でリハビリをしている姿ばかりを目にし。

私は頭上に?マークが浮かびつつも、彼のため校門を後にしようとしたその時、後ろから
聞きなれた声で呼び止められる。

「おぉ、みゆき久しぶりー」
「久しぶりー、じゃないわよっ!まーた部活サボってぇっ!」

軽々しい私に対し、彼女はイライラした顔で突然罵声を放つ、みゆきは私と同学年で
 テニス大会でダブルスで組んだ事もある親しい友人。

「みゆき…」
「アンタのせいで今テニス部は大変なんだよっ!?再び大会が迫っててエースである杏が
いなくて皆困ってるの!まぁコーチは「事情があるのなら仕方が無い」と冷静に代わりの進入部員を探している見たいだけど、今更アンタみたいに強い奴がそう都合よく入部したりなんかしないだろうし、このままじゃ優勝何て絶望的よー、今回だって負けられない試合なのに…」

怒り心頭のみゆき、気持ちは充分に解ってるし、悪いとも思ってる、しかし。

「また例の絵描きの彼氏のトコ?」

事情は自然と部員全体に広がり、首を傾げ険しい顔で睨み。

「ゴメンみゆき、悪いとは思ってる、でもっ!」
「やめてよっ!言い訳何か聞きたくないっ!」
「あっ、待って」

私の制止も聞かず、腕を上げる私に呆れ背を向けテニスコートの方へ消えていき。

「……。」

これも絆の為だ、部活は彼が退院してから何とか追いつけば良い

そう自分に言い聞かせ改めて学校を後にする。


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