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冥土の土産
【SF 官能小説】

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カナ-1

カナはいつものようにピチピチジーンズの尻を俺の方に向けて突き出していた。上半身をテーブルに凭れかけ背筋を反らして尻だけをキュンと上に上げている。
 俺の角度からは2つの丸い膨らみとその間にある股間の柔らかな谷間が背後からはっきり見える。大陰唇の輪郭が見えるそのポーズをカナは好んで俺に見せた。
 テーブルの周りには仲間の少年少女たちが集まって話をしている。カナは時々何気ない振りをして背後を振り返り、俺の視線が自分のヒップに向けられているのを確認する。
 仲間の娘が一度言っていたことがある。
「カナはお母さんにお尻の形がセクシーだって褒められたことがあるんだって。それを私に自慢したことがあってさ。むかつくから。お尻を思い切りつねってやったの」
 そう笑いながら話したのを聞いて、俺も注意してみるようになった。確かに特に大きいというのではないが、しっかり締まって張りがある。それに2つの膨らみの谷間の部分のこんもりがはっきり見えて中身を想像してしまう。
 短距離が得意でかなり足が速いそうだ。そういうのも綺麗なヒップと関係するのかもしれない。
 気のついたことだが、俺が注意して見るといつの間にかカナも俺に見せるようにヒップを強調する姿勢をとるようになった。いや、その前からなっていたのかもしれない。ただ俺が気がつかなかっただけで。
 町民運動会の選手としてグランドで短パン姿のカナがスターティングブロックの上でクラウチングスタートの練習をしていた。
 俺は他の選手たちと背後に立っていた。練習風景を見ておくのも俺の仕事だからだ。



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