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冥土の土産
【SF 官能小説】

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カナ-2


 ミリアは看護婦の制服の胸の辺りに俺の手を持って行った。
「こういう場所は間違ってもあなた方組織員は触ることはありませんでしたね。セクハラとか痴漢行為になりますから。でも、少しずつ馴れてください。お国の為に奉仕活動をする組織員はあまりにも自分の性欲を抑え過ぎた為、何十人に1人かは間違った道を踏み外してしまいます。こういうことに抵抗力がないからです。
 ああ、今日はここまでにしましょう。急激にすると逆効果になりますから」
 俺は手を元に戻された。掌には決して大きくはないが柔らかな乳房の感触が残った。この感触が残っている間に抜きたいと思った。もう一度ミリアの顔を見ようとしたが、もうそこには誰もいなかった。



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