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冥土の土産
【SF 官能小説】

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カナ-3

 カナは『位置について』の声を聞いて、スタブロの上にしゃがんだ。『用意』の声で後ろ足を伸ばしお尻を上げた。そのとき俺は背後に近づきカナの短パンの後ろを掴んだ。
 『バン!』スターターが鳴った。カナはコースに飛び出した。だがもう1人のカナはスタートラインに残り、俺に短パンを下げられて掴まれていたので動けなかった。
「きゃっ、なに? えっ、誰? いやぁぁぁぁああ」
 俺はカナの裸のヒップとその間のこんもりした割れ目を見た。ジーンズで見た通りの輪郭をしていた。だが真中に割れ目がありその間さからほんのかすかに小陰唇の切れ端が見えるのは想像もできなかった。
 振り返ったカナは俺の顔を見て意外な顔をした。驚いた表情をしてから、また前方に走って行く自分の姿をもう一度見て更にパニックになった。
「えっ……海野さんが……私が……えっ、どうして? これは夢?」
 俺は背後から抱きついた。Tシャツの上から胸の膨らみを触るとスポーツブラを通して少女の乳房の感触が手にはっきりと伝わった。
「夢……夢……夢だよね。でなきゃ海野さんがこんなことしないもの」
 俺はカナに言った。カナ、お前が悪いんだ。お前がいつも俺にヒップを見せつけるものだから、もう我慢ができなくなった。
「ど……どうするの……どうするの」
 決まってるお前のヒップに俺の……俺の……太いあれを突っ込むんだ。
「海野さんのお馬鹿! お馬鹿、お馬鹿、お馬鹿。つ……突っ込んじゃいやだ」
 俺はチャックを下げて固くなった肉棒を割れ目に押しつけた。
「げげぇぇぇ、な……なにしてるの……恥ずかしい。皆見てるよぉぉ」
 夢でも恥ずかしいってか。じゃあ、後ろを見てみろ。俺は陰部に先っぽを当てて擦りながら回れ右をさせた。みんなはもう1人のカナが戻って来るのを見ていたが俺たちのことは見てなかった。第一その中には本物の俺もいて何か話しているのだから。
「あっ、あそこにも海野さんが……海野さんに見られたら恥ずかしいよぉぉぉ」
 何を言ってる。俺も海野だ。誰も俺たちを見ていない。俺はクリトリスや膣の間を亀頭を往復させて陰部が濡れて行くのを確かめた。
 そしてカナの見事なヒップの感触を楽しんだ。特に下腹やそけい部をカナのヒップの膨らみに密着させたときは極上の快感を感じた。そんなときは亀頭はクリトリスよりも前の方に飛び出してカナの股間からはみ出てしまう。
 竿の上側にヌルヌルしたカナの女陰が吸い付き、いたたまれない気持ちになる。早く膣の中に突っ込みたい。
「駄目だよ……海野さん……入れたら駄目だよ……入れないで」
 俺にはそれが『入れなくちゃ駄目だよ。早く早く入れて』と言う風に聞こえた。


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