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LADY GUN
【推理 推理小説】

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婦警のプライド-10

 田口は何かを思い出すかのように言った。
 「これを皆川静香に突っ込んだ時には最高の気分だったね。撃たないで下さい、殺さないで下さいって命乞いしてさ。俺とのセックスの要求まで飲んだんだよな。刑事としての皆川静香が終わった瞬間だった。さて、お前はどうかな?上原若菜…。」
 「嫌っ!」
大切な大切なLADY GUNでレイプ犯にバイブ替わりに挿入される屈辱はまさに刑事としてのプライドをズタズタにされる行為だ。立ち直れる自信がなかった若菜は怯える。しかし魔の手は確実に若菜のプライドに忍び寄る。
 「ひゃっ!」
銃口が割れ目をなぞる。
 「ヤダヤダ!!止めて!!」
 「あらあら、なんか駆け出しの頃みたいに可愛らしくなっちゃったね。」
田口は冷やかすような口調で言う。
 「適当に仕事して男見付けて結婚して辞めてれば良かったのにな?生意気にしゃしゃり出てくるから悪いんだよ…。」
割れ目を割いていく銃口。
 「嫌ぁぁっ!!」
暴れる体を抑える人間に気づく。
 「あなたもどうせ裏切られるんだから刑事なんて辞めてこっちに来なさいよ。」
ふと顔を見ると瀬川涼子だった。
 「な…!」
元刑事の冷たい微笑がショックだった。
 「お前もこいつと同じ運命を辿るんだ。ククク!じゃあな刑事さん。」
銃口が膣口に当てられた。若菜は激しく動揺する。
 「嫌ぁぁっ!お父さん…!先輩っっ!」
泣き叫ぶ若菜。しかし次の瞬間、若菜の刑事としての人生の終わりを告げる喘ぎ声が響いた。
 「ああん…!!」
終わった。今まで刑事として積み上げて来たもののみならず、人生全てが音を立てて崩れ落ちた。
 「ククク…。クハハハ!!上原若菜を狩ったぜ!ハハハ!」
歓喜する田口。完全勝利に満面の笑みを浮かべた。


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