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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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7.罪より先に与えられる罰は無い-4

 思わず横に顔を背けてしまった。だが男はそんな悠花の反応を咎めもせず、
「でもぉ、万が一、気持ちよくなっちゃったら、ぜんぜんエッチになってくれていいんだよぉ?」
 と囁きかけてくる。覗きこんできた顔を見たのは一瞬だったが、その表情は気色悪く緩み、目の奥には自分に対する底なしの劣情を滲ませていた。
 エッチになってくれていいよ?
 馬鹿にされたような気分になって、顔を背けながらも、
「そんなことあるわけないし。っていうか、全然平気だったら、途中でやめてもらうからね?」
 と言った。
「ああ、いいよ。……ちょっと待ってね」
 すると男は身を起こして悠花の視界から消えていった。その際に視界の端に男の体から突き出る亀頭と幹が一瞥された。変わらず張り詰めていて、下から見上げると余計に強調されて見えた。
「あ、それに……」
 さっき、今日の一番の取り乱した姿を見せてしまった。落ち着いた後、何故ここまで我を忘れてしまったのか思い返してみると、マットに垂れた男の汚らしい体液がスカートに触れたり、ブーツの裏に不浄の幹をこすり付けられたことが原因でだった。男の邪淫が、たとえ厚手のデニム生地や、厚い靴底越しであろうとも、体に触れた時の汚辱感は、これまで生きてきて味わったことがないほどの、とにかく最低最悪の気分だった。それはトイレ、タクシーで汚蔑の行為を見せられたり、鏡に向かって恥辱的に秘所を露わにされることよりも、圧倒的に悠花を苛んだ。
「ん? 何だい?」
 視界の外から村本の返事が聞こえる。
「その、あんたの汚いのに、絶対、触れたくないんだけど」
「汚いの? くくっ、何、それ?」
 男の返事には、分かっていて聞き返している感があった。
「あんたがそこから出すヤツよっ」
「ああ、ガマン汁のこと? そうだねぇ……。そのキレイな目で見られたり、エッチなパンティ見せられただけでドバドバ出ちゃうしねっ。悠花ちゃんのせいで。んー、じゃぁ……」
 言い草にムカッとくる。自分のせい、ではなく、お前があまりにも変態なせいではないか。
「こうしてあげる」
 傍に戻ってきた気配を感じた。
 すぐ傍に立て膝となっている村本の股間からは、相変わらず男茎が真上を向いていたが、そこには再びコンドームが装着されていた。
「これならいくら出しても、飛んできたりしないでしょぉ?」
 確かに、これならば体液が身に振りかかる恐れはない。「こうしてあげる」という恩着せがましい言葉には苛立たされたが、
「絶対外さないでよ?」
 と受け入れた。
「あはっ……、うん。その代わり、いっぱい出してもいいよね?」
「……」
 何故いちいちそんなことを聞いてくるのだろう。すぐに返す言葉が見つからず、勃起をずっと見ていたくはないから、無意識にも瞬きをしたり、目線を古びて色あせた天井の方へ逸したりして押し黙っていると、
「いいよね?」
 と念押ししてきた。
「……ソレ、外さなければね」
「あはっ……、じゃ、いっぱい出すねぇ? は、悠花ちゃんの体にいーっぱいエ、エッチなことしてさ」
 と言うと、またコンドームの中で先走りが噴き出し、トロリと幹を伝って根元の方へ垂れ落ちて来て繁った体毛に滲んだ。
「ちょっとっ……、漏れちゃうじゃない! それだと」


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