赤玉効果検証-7
「どうやらその様です」
「ああん、ずるいずるい」
お満は地団太を踏んで悔しがった。
「何がずるいのですか」
「だって、お満だけ意識を飛ばすまで、気持ち良くなってませぬ」
「呆れ申した…。あれだけ蜜を垂らしていながら、姉上はまだ足りませぬか」
「ま、まあ、そういうワケではありませぬが…」
ついつい、正直に心内を暴露したお満だったが、あらためて竿之介に問われると、赤面してしまい誤魔化してしまうのだった。
「ははは、正直になりなされ。実は竿之介も全っ然っ足りませぬ。ほらこの通り。ほらほら」
竿之介は自分のギンギンの肉棒を掴むと、お満の前でプルプルと振った。
「やあん」
両手で顔を覆い、肉棒から視線を逃そうとしたお満だったが、指の隙間からギンギンの肉棒をしっかりと視準していた。
「『やあん』ではありませぬ。こうなったのも姉上のせいですぞ。責任を取りなされ」
「も、もう、仕方がないわねえ。でも姉が竿之介のを舐めるだけですよ。そこに横になりなされ」
恥ずかしさに耐える半面、喜びを内に秘めるお満を見透かして、竿之介は首を振った。
「いいえ、さっきみたいに舐め合うのです。とその前に、姉上が自分で弄って悶えるのが見とうございまする」
「えっ、いやよう、やだやだあ」
「竿之介がこうなったのも姉上のせいですぞ」
竿之介が助平なのは前からだったが、昨日と違って少し恥じらいを出し始めたお満を甚振るために、お満の責任を最大限に利用した。
「やあん、なんてやらしい子なの。す、少しだけですよ」
お満は顔を赤らめながら同意した。
「いいですぞ。ではどうぞ」
「ああん、そんなに見つめられると恥ずかしいよう」
夜の暗いうちだったから平気だったのか、異常な行為が続いていたから麻痺していたのか、ハタマタ脳内の淫乱分子のお敏の影響が無いからなのか、昨日と打って変わって、昼の日中に自分の秘部を晒す行為は、今のお満には恥ずかしくて仕方がなかった。
お満は指をピンと反らした両手で股間を隠したまま、足を異国の『M』の文字の様に足を広げた。
「姉上、見えませぬぞ、手をどけなされ」
恥じらう姉に興奮を覚えた竿之介は、命令口調でお満に指示を出した。
「あああ…」
お満は上気した顔を横に背けながら弟の淫らな指示に従った。卑猥な淫部が明るい昼間の光りの下に曝け出された。
「おお、姉上、なんてやらしい恰好ですか」
「ああん、駄目ええ」
竿之介の言葉にお満は足を閉じた。
「こら、許しませんぞ」
「ああ、許して…」
お満はそう言いながらも弟の前に再び足を開いた。