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キスマーク
【女性向け 官能小説】

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☆☆☆-1

保留の条件として。
私の気が済むまで待ってやる代わりに
他の男とは二人きりで会わない事。

二人きりじゃなければ誰と飲みに行ってもいいけど
しずかの会社の近くの居酒屋にすること。

そして、もし破ったら
仕事を白紙に戻すからな!と
脅された。

しずかが一体この合併のイメージ戦略に
どこまでの力があるか分からない。
けど、とりあえず、他の男の影なんか一切ない私は
その条件をのむ事にする。

あんた、私をどんだけ束縛したいのよ。って
思ったけど、男はそんなところがあるから
黙っててやる。

そんな感じでスタートした私たちの保留期間は
なんとなくスムーズに進み
束縛野郎かと思ったけど
お互いに仕事が忙しくて束縛している暇も
束縛されている暇もなかった。

だから、窮屈なんてことはなくて
とても適度な距離感だ。

何だかんだ言って私たちが会うのは金曜日だけ。
女友達と飲む時もって言ったけど
このプレスリリースが終わるまで
私はのみに行く暇なんかありゃしない。
おかげで、特にいやな思いもせず、
プレスリリース当日になった。



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