姉妹-11
「いくっ、いくぅっ」
「おう〜ぅおうっうぅっ」
雅子が顎を仰け反らせた。
どっと愛液が男根を通り抜け、まとわり付いた花びらはプルプルと震えた。
陰茎がククッと波打って、愛液が迸る。 愛液は子宮口に当たって散った。
子宮は、愛液の当たる衝撃でプルッツと震えた。
「雅子、いくぅ、いくうっ、雅子大好き、愛してる」
「あなた、おニイさん、いっていって、あたしもいく、一緒にいって」
雅子は、両足を突っ張った。
啓介は、愛液を噴出する度に腰を押し込んで、身を震わせた。
「ああぁいい〜〜ぃ」
「雅子、可愛いぃぃ〜・・・イって、イって、もっとイって、もっと、もっと」
「あなた、おニイさん、蕩ける、蕩ける」
頬、首筋から胸、下腹と、啓介と雅子、二人の体は、汗にまみれて密着した。
体液で濡れた花びらは、男根をまったりと掴んでいる。
花びらの間から滲み出た体液が、男根の付け根に溜まる。
啓介は雅子と一体になって、波打った。 溜まった体液が、プルプルと震える。
溢れた二人の愛液は、やがて振動に耐えられなくなると、雅子の尻を伝って、震えながらシーツに滴った。一雫、また、一雫。
12.
啓介は、腕の痺れでわれに返った。
雅子に被さったまま、ついまどろんでしまったらしい。 男根はまだ雅子に入ったままだ。
下腹から、胸にかけて密着した雅子の肌が心地よい。
意識を無くしながらも、腕は必死に体重を支えていたらしい。
上体を右腕に移し、左手を伸ばして枕もとのティッシュを引き抜いた。
ティッシュの擦れる音を聞いて、雅子は手を出した。
啓介は引き抜いたティッシュを、雅子の手に渡した。 啓介は、再び手を伸ばして自分のティッシュを引き抜いた。
「抜いていいかい?」
啓介が声をかけると、雅子はうなずいた。
「いいわよ」
雅子は、啓介に声をかけ、ティッシュを股間の男根に添えた。
啓介は体を右にずらし男根を静かに引き抜いた。 手のティッシュを男根に巻きつけ、腰をシーツの上に落とした。
雅子の内股に手を乗せると、たった今まで歓喜に満ちていた余韻が燻る。
脱力した雅子の肌が、武者振り付きたくなるほど愛しい。
「私、幸せよ」
啓介の腕を枕に、雅子がつぶやいた。
「幸子姉さん、想いが残ったでしょうね。 おニイさんとの夫婦生活が、これ程だとは正直予想していなかった。 あたしが姉さんだったら、死ぬに死ねないわ」
「死んだ者は損だよ。 どうしようもない。 でも幸子はセックスにはどちらかと言うと淡白なほうだった。だからそのことだったら、君の思うほどじゃないと思う。 君はすばらしい。 幸子の残してくれた最高の贈り物だよ。 感謝しなくちゃ」
「それはそうと、雅子、もうニイさんは止めてくれないかなあ。これからは名実共に夫婦になるんだから、これからは啓介と呼んでくれないか」
雅子は、啓介に向き直ると、乳房を押し付けた。
腕を啓介の背中に回し、足を啓介の股間に割り込ませる。 腿で、まだ萎えている男根を擦る。
「私って、淫乱なのかしら。 啓介さんが欲しくて、欲しくて堪らないのよ」
「淫乱、結構だよ、君となら、こうしてこのまま、死ぬまで入れたまま抱き合って居たい」
「あなたが死んだら、あたしも死ぬわ。 もしあたしが死んだら、啓介さんはどうする?」
「どうしよう、君みたいないい女は、探しても、もう見つけられないだろうな」
「探すつもりなの、んもう、意地悪なんだから・・・」
「僕は君と一緒になれて、死ぬほど幸せなんだ」
啓介は、そっと男根にへばり付いているティッシュをはがした。 亀頭に張り付いている切れ端を、唾で湿して擦り取った。 その陰茎を雅子の内股に乗せた。
尻に手を回すと、腰を摺り寄せた。 亀頭が雅子の雌しべに触れた。 啓介の指が、花びらに伸びた。 それはヤワヤワと柔らかく、未だ愛液でびっちょりと濡れていた。
啓介は上体を起こすと、雅子を仰向けにした。
両足を開かせると、腰を寄せ、一気に挿入した。 愛液にまみれた膣は、啓介を飲み込んだ。
「雅子、君は最高だ。 僕は幸せだ。ああいい〜いいぃ、雅子、マサコぅ」
「あなた、あなた、啓介さんぅっ、あなたも最高よ。 あたしも幸せ。 いつまでも、いつまでも、ああぁ〜っ、いいわぁ、いいぃっ、またイクぅ、イッくうぅっ・・・」