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姉妹
【女性向け 官能小説】

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姉妹-1

1.
 雅子は、日が落ちて水銀灯の輝くシドニー・エアポート・ヒルトンホテルの駐車場にランサーGTRを停めると、回転ドアを押してフォイヤーに入った。 そこには義兄の啓介が待っている筈だった。  啓介は、姉幸子の夫である。
 
 三星自動車の技術者で、東京から出張してきており、昨日メルボルンの工場から電話があった。
 「幸子が余り良くないんだ」
メルボルンからの啓介の電話には、いつもの弾むような明るさがなかった。
 「今度は、急いで日本に帰らなくちゃならないんで、あまり時間がない。一寸頼みたいことがあるんでぜひ会いたいんだけど、・・・・」
 エアポート・ヒルトンに宿を取ってあるというので、そこで会うことにした。
 姉の幸子からは、正月明けに電話があった。
「子宮ガンでね。切ったのよ。もう用がないからすっかり取っちゃたわ」
その時は、割りと明るい声だった。
 あまり良くないと言うのは、・・・頼みごとって・・・、雅子は考えを巡らしたが、考えがまとまらなかった。 ただ、何となく、自分の人生に大きな変化が起こりそうな予感がして、胸が騒いだ。



 姉の幸子が啓介と結婚したとき、雅子は高校生だった。
 すらりと上背のある、自動車技術者の啓介を(わぁ〜、格好いい)と思った。 素敵なお義兄さまが出来て、嬉しかった。
 幸子と啓介に長女の由美が生まれたとき、まだ学生だった雅子は姉の家に入り浸り、自分の子供のように世話を焼き、可愛がった。
 子供が成長し、学校に行くようになると、自分だけが取り残されたような惨めな気持ちに襲われた。

 短大を出てOLになり、自分でも美人だと自信があるくらいだったから、雅子に言い寄る男性はすくなくなかった。
 そのころになると、素敵なお義兄さまが、雅子の胸の中で男性としてどんどん膨らみ、ほかの男性の這い入る余地がなくなってきていた。
 適齢期の雅子には、自薦他薦の結婚話が引きもきらなかったが、すべて断り続けた。 啓介が手を伸ばせば届くような身近に居ることも、切なかった。 用事のあるとき以外は、訪ねないようにした。
 
 寿退社の気配も無く、いつ迄も同じ職場にいると、とかく詰まらない中傷がオフィス雀の間に流れる。
(雅子さんは、レズなのよ)
 振られた男は腹いせに、陰口を叩く。
(雅子は小野の小町じゃないの。いくら美人でも穴なしじゃあな)



 オーストラリアのワーキング・ホリデー制度を利用して、すべてにうんざりしていた雅子は、日本を飛び出した。
 シドニーで英語の学校に通い、アルバイトで勤めた日系企業の会計を取り仕切るようになると、永住権を取ってそのまま住み着いてしまった。
 啓介は出張で年に一度くらいの割合で、オーストラリアを訪れた。 来れば、シドニーの雅子の所に寄った。 雅子は浮き浮きとして啓介を迎えるのだったが、食事をし、コンサートに行く位で、それ以上のことは起こらなかった。 雅子は、そんな義兄を歯がゆく思う反面、姉に誠実な啓介にますます想いを寄せるのだった。
 
 帰国する啓介を空港まで送った夜は、ひときわ寂しい。
シャワーを浴び、ベッドに入っても目が冴えて眠れない。
(キスぐらいしてくれても良いんじゃないの・・・まったく鈍感なんだから。 遠く離れたオーストラリアで、少し位なんかあったって、分かりゃしないのにさ)
(啓介義兄さん・・あたしがこんなに想っているのに、ぜんぜん気がついていないのかしら)
置き場のない手が、乳房を弄る。
(あたしは待っているのに・・・こうして愛して欲しいのに・・・)
乳首がクリクリっと固くなる。
(ああぁ 啓介義兄さん〜〜〜)
恥毛を分けて、中指がクリトリスを探る。
(義兄さん、そこよ〜〜そこがいいの・・・もっと強くぅ〜〜)
花びらを割ると、指先が割れ目に・・・
(もう、びちょびちょ・・・義兄さん、あたしが嫌いなの、好きなら、義兄さんの好きにして良いのよ)



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