サキュバス・ネスト-3
まるでその言葉が合図だったみたいに、私は吸い寄せられるようにおマンコにくちづけた。
そのまま舌を押しつけて、下から上まで大きくひと舐め。しょっぱくてエッチな味がして、舌先がじぃんと痺れる。くちいっぱいにひろがったサツキさんの味が、脳に染みこんで、頭にぼんやり靄(もや)をかけていく。
「あぁ、イイ・・・ほらもっと、もっと舐めて…?」
腰を大げさに震わせたサツキさんが、ご褒美とばかりに私の頭を優しく撫でる。
その手にやんわりとおさえられて、鼻先が茂みに埋(うず)もれてしまう。
「ほら…私のおマンコ、いっぱい舐めて・・・?貴女の舌でトロトロにしたら…おちんちん、頂戴・・・?」
息を吸うと、‘茂み’にこもった汗の匂いと、サツキさんのエッチな匂いまで吸いこんでしまう。それは粘膜から脳に染みこんで、桃色の靄をどんどん深くしていく。
――サツキさんの言うとおり、このまま舌で‘こうげき’して、じゅうぶんにHPを減らしたら挿入して、一気にイかせちゃおう――だんだんぼんやりしてくる頭でなんとか考えて、私はクンニに没頭する。
どんどん鈍くなる頭の動きに反して、私の舌はワレメをせわしなく這いまわって、必死でサツキさんにご奉仕していく。
「あぁん!イイッ…そこっ、ソコもっと舐めてぇ・・・!」
私の責めでは物足りないのか、サツキさんは私の頭をしっかりと押さえこんで、自分からアソコを擦(なす)りつけてくる。
くねくねと上下するワレメに嘗めまわされて、私は鼻の頭からあごの先までべとべとにされてしまう。まるでマーキングのような乱暴なクンニに、私はうっとりとサツキさんの匂いと感触に耽ってしまう。
「ねぇ、もっと舌出して…?あっ、そうソコっ…イイとこあたるぅ・・・ッ♪」
舌を突き出すと、サツキさんが、自分から一番イイところを押しつけてくる。されるがままに舌を這わせると、どろりと濃い愛液が舌に絡みついて、その味だけで腰がひくついてしまう。
「ねぇ…そろそろ貴女のおちんちんも、準備してあげないと・・・。シックスナインで、舐めあいっこしましょう…?」
クンニのおかげで興奮してるけど、直接触られてないから、まだそんなに大きくはなってない。だからサツキさんに大きくしてもらわないと――濃い靄のかかった頭では、それが至極当然に思えて。
私はいそいそと体勢を変えて、シックスナインでサツキさんにまたがってしまった。
「うふふっ、いいコね…。それじゃあ、いただきまぁす…♪」
ぬるんっ、と先っぽを舐めあげられる感触に、私は腰をびくつかせる。そのまま先っぽだけを、ねろねろと執拗に舐め回される。
(あっ…舌づかい、すご・・・っ♪)
先っぽ全体を円を描くように舐めたり、尿道口を舌先でちろちろほじくったり――丁寧な舌づかいに、腰が勝手に跳ね回る。でもそれも、両手でお尻をつかまれて止められてしまう。
「ダメよ、じっとしてなきゃ…おちんちん、ちゃんと食べられないでしょう・・・?あぁ〜ん…♪」
熱くぬめった空間に先っぽを被(おお)われて、ぞくぞくした快感が背筋を突きぬける。
(あぅっ…先っぽ、だけぇ…あッ、中で舌っ、絡んでぇ…♪あぁっ、お尻もみもみしちゃダメぇ・・・ッ!)
だ液をたっぷり溜めたおくちの中で、ぬめった舌にカリのエラやくぼみ、尿道口を重点的に嬲られる。
サツキさんの手を振りほどくこともできずに、逆にその手に優しくお尻を揉みしだかれて、腰の力がどんどん抜けていく。
(あっ、あっ…そんな先っぽばっかりされたら…ッ、どんどんっ、気持ちよくなっちゃうよぉ…ッ!)
カメさんだけをぱっくり咥えられて、アメ玉みたいに転がされつづける。
しごく動きが加わらないから、気持ちよさだけがどんどんと溜まっていく――。
(もぅ、もぉ勃ってるからぁ…ッ!おくちゆるしてっ、もぅぺろぺろしないでぇ・・・っ♪)
シックスナインの格好だけど、初めから「舐めあいっこ」になんてなってない。
私はサツキさんの上でのけ反って、腰を震わせてただガマンするだけ。でも、振り払う力も意志もなくて――半開きの口からよだれを垂らして、サツキさんのお臍(へそ)に水溜まりをつくっていく。
(もおっ、イイからぁ…お願いっ、このまま…このまま、イかせてえぇ…ッ!!)
「んっ、ちゅぅ…うふふっ・・・・♪」
そんな思いが頭をよぎったとたん、不意に、サツキさんが‘私’をおくちから解放してしまう。
(えっ…なんでぇ・・・・?)
馬乗りのまま振り返って、思わずサツキさんを見つめてしまった――いま私は、凄く物欲しそうな顔をしてるにちがいない。
「うふ、凄く元気♪さぁ…この太くて硬いおちんちん、おマンコに頂戴・・・?」
そんな私をじっと見つめ返して、サツキさんがたおやかに、妖しく微笑む――私の頭の中の靄が、また一段と深くなる。
――そうだ、これはバトルファック。私のペニスをサツキさんのおマンコに挿入して、イかせなくちゃ。
いそいそとサツキさんの脚の間に割って入りながら、それでも頭の片隅で、なぜかアラートが鳴りつづける。
「ほぉら、いらっしゃい・・・・♪」
そのアラートを聞きながら、サツキさんに誘われるまま、自分から腰を沈めていく。