神谷屋敷-1
<慎の視点>
また親父が新しい女を連れてきた。名を佳夜…と言ったか。
今回の女はなかなか俺好みだったな。あの女もどんな理由でここに連れられたのやら…
俺の専用奴隷、イリスにフェラをさせながら、俺は悠然と親父の部屋に仕掛けた隠しカメラから送られてくる室内の状況を、モニターでじっくりと観る。
ふん…親父も毎日飽きないもんだな…
<佳夜の視点>
「ん…ぴちゃ、ぴちゃ…エロ…レロ…」
「ふ…いいぞ…もっと丹念に舐めるんだ…」
「ふぁい…。ぴちゃぴちゃ…ぺちょ…レロ…レロレロ…」
神谷家当主、茂(しげる)様の自室で、私は彼の一物を必死に舐めしゃぶる。
この屋敷に来て、処女を茂様に奪われて以来、ほぼ毎日抱かれている。今ではしっかりとセックスに快感を覚えるようになってきた。
「…舐めるだけでなく…くっ、うっ…くわえんか…」
私はその言葉に抵抗することなく従う。
陰嚢を舐めていた顔を、亀頭にまで持っていき、ゆっくりと一物をくわえていく…
「んん…ブプ…くぢゅぐちゅ…はぁ、ん…ぢゅ…ぢゅるぢゅる…」
「くっ…うぉ…!」
茂様ももう五十過ぎ。頭髪はかなり薄く、腹もでっぷりと突き出し、いかにも中年男といった外見だが、ここだけは衰えをみせない。
「ん、ん、ん、ん…ぢゅるぢゅる…ずずー…」
ストロークを激しくし強く吸いたて、上目遣いで表情を読みとりながら、射精を促していく。すると…
「くっ…!もういい!そろそろ本番だ!」
そう叫ぶや否や、私の口を引き離し、布団に押し倒されてしまった。
私のアソコは、全く弄られていないのに、自分でも分かる程に濡れそぼっていた。
フェラだけでこんなになるなんて…なんてイヤラシイ娘になったんだろう…でも、それをイヤだと感じる自分は、もはやいなくなっていた。
<イリスの視点>
先程から私の主人、慎様は茂殿と佳夜の行為をモニター越しでじっと眺めている。
ほんの数ヶ月前に来たあの女…佳夜に慎様は大分ご執心のようだ…
何年も傍に仕えている私には飽きられたのだろうか…
一瞬ゾッとする考えが頭をよぎり、それを振り払おうと、奉仕に一層集中する。
「ん…グプ…じゅ…ずず…ジュルジュル…ジュル…」
「ん…どうした…?」
いきなり強くなった口奉仕に何か感じたのか、私の金色の髪を優しく梳きながら、その美しいお顔を私に向けて下さる。
「いえ…何でもありません」
「………」
しかし慎様に私ごときの気持ちを告げることなどできるはずもない。そう一言だけ告げ、再びご奉仕を再会しようとすると、
「心配するな」
「え…?」
顔を上げると滅多に笑顔を見せない慎様が、ほんの小さな、しかしはっきりと微笑を浮かべて私を見下ろしていた。
「確かに佳夜はいずれ俺の奴隷にするつもりだが、だからといってお前を捨てる気はない」
どうやら私の心中の想いは全てお見通しのようだ。
「お前が嫌だと言っても、お前は永遠に俺のモノだ」
「…はい、慎様」
すぐにでも溢れそうになる歓喜の涙をこらえ、私は今度こそ御奉仕を再開した。
心からの愛情を込めて…