神谷屋敷-3
<慎の視点>
グチョグチョグチョ!
「ふぅん…!あ、くぁ、ん、ん!ひぁ!いい…ですぅ!慎さまぁ!」
巨大モニターに手をつかせ、立ちバックの体勢で、俺はイリスを責め抜いていた。
先程から4回程絶頂に導いているのだが、未だに気をやらないのは、さすがは俺の一番の奴隷といったところか。
モニターの方でも、第二ラウンドが開始されていた。
もはや観る必要はない。早々にモニターを切り、腰の動きをさらに早める。
「ひ、ひ、ひ、ひ…!くっ…ふ…!は…ぁ…!」
まともな呼吸もできなくなったイリスが、涎を垂らしながら喘ぎ続ける。
最後の絶頂に導くために、スピードを緩めずに、服の上から右手で豊かな胸を揉みし抱き、時折爪で乳首を弾く。
そして残った左手で十分に勃起したイリスのクリ〇リスをコネ回す。
「くぁ、あああぁぁ!い、いく!いぐぅ!慎さまぁ!イリスは、いっちゃいますぅ!!」
直後、強烈な締め付けが俺のモノを襲うが、射精には届かない。俺がイクには、イリスの意識が消え去るほどまで犯し続けなければ到達しない。
最高の名器であろうイリス相手でも俺の一物は簡単にはイケないのだ。…難儀な体だ。
「あ…ぁ…ふ…ぅ」俺のモノをイリスの中から引き抜くと、イリスは、体を細かく痙攣させながらゆっくりと崩れ落ちた。
「そろそろ佳夜を俺の奴隷にする」
事が終わった後、ようやく意識を取り戻し、俺の顔を至福の表情で舐め回していたイリスに、そう告げた。
「…そうですか…」
イリスは、微かに体を震わせたが、特に反対せずにそう呟いた。しかし、心ではどう思っているのやら…
「しかし、佳夜は茂殿の大のお気に入りのようですが?寄越せといって簡単に渡すとも思えません」
イリスの言は甚だもっとも。
ま、最初から素直に譲ってくれと言うつもりもないが。
「まあ…手はいくつかないわけでもないが……イリス」
「はい」
「親父を殺せ」
「…………」
「それが一番手早い。やり方は俺が指示をする。万が一失敗したときの、お前の安全のための予防策も考えてある。」
「慎様…なぜ、急に茂殿の殺害を?」
「前から考えてた。親父は『神谷』の力を無遠慮に使いまくる。己の欲のためだけにな。あの姿は当主に相応しくない。…だから殺す。……やれるな?イリス。俺のために、昔の…殺し屋をしていた頃のお前に戻ってくれ」
「…はい。あなた様のためならばよろこんで」
俺の言葉に、イリスはわずかなためらいも見せずに頷く。
「それでこそ俺のイリスだ。…愛している、イリス」
もちろん奴隷としてだが、これは俺の本心からの言葉だ。イリスもそれは理解している。
そして、滅多に紡ぐことのない俺の愛の言葉に、俺の前以外では見せることのない、最高の笑顔を俺に見せる。
俺がこれ以上話す気がないことを悟ると、そのまま俺の下腹部に下っていき、俺の一物をその愛らしい口で含み始めた。
『手が空けば、絶えず奉仕をしろ』という、俺の教えを忠実に守っているためだ。
イリスから与えられる口奉仕に身を委ねながら、今後のことを考えていた。
フフ…これからが本番だ。なあ、イリス?