赤玉伝説-1
第九ノ章【赤玉伝説】
時刻は昼八つ(午後1時)。亀起道場の敷地の一角に在る長屋で、お満は可愛い目をうっすらと開いた。
「ふあああぁ、よく寝たあ」
寝る前に絶頂を迎えたお満は、心も体もスッキリと目覚める事ができた。その絶頂で母幽霊のお敏が意識を飛ばしていたので、取り憑かれたお敏に女体を弄ばれる事無く、お満はグッスリと眠れたのだった。
【う―――ん、気持ち良かったああ】
お満の目覚めと共に、取り憑いていたお敏もお満の頭の中で目覚めた。
「あら母上、おはようございまする。ほほほ、と言うよりもこの刻限ならば『こんにちは』でございましょうか」
お満が頭に浮かんだお敏の姿に声を掛けた。
【へっ?『こんにちは』って、あれれ、もうお昼なの?】
絶頂と共に意識を飛ばしたお敏だが、自分が数刻も意識を無くしていた自覚が無かった。
「ええ、お陰様で母上に体を弄られる事無く、お満はこの刻限までたっぷりと眠る事ができました」
【ううっ、それは残念…。お満、母は逝っちゃった後はどうなりました?】
お満が眠ると取り憑いたお敏は自由にお満の女体が操れる。そんな絶好の機会を逃したお敏は、今後の参考のために、逝った後でどうなったのかが気になった。
「ほほほ、母上はお満の体で逝った後、お満の頭の中でおまんこ広げたままで眠りこけていらっしゃいましたよ」
【なんと、そのような事に…】
「それよりも母上、いつまで娘に丸出しの姿を見せるおつもりですか。早く服を着なされ」
幽霊の姿で薄ぼんやりと現れる時と違って、取り憑いた時のお敏の姿はお満の脳内では鮮明に描かれる。今のお敏の姿は昨晩絶頂を迎えたままの全裸の状態で、だらしなく広げられた足の付け根には卑猥な部分も鮮明に描かれていた。
【やあん、恥ずかしい…】
今更ながらに慌てて足を閉じたお敏は、お満の頭の中からすーっと姿を消すと、今度は服を着た幽体の状態で、長屋の空間のお満の目の前に現れた。
「あら、母上、昼間のお姿は一層薄ぼんやりするのですね。でもその方がようございます。母上の使い古しのおまんこなど、お満は見とうございませんからね。ほほほ」
お満が起きて意識の有る時は、お敏に取り憑かれても、ただうるさい以外の実害が無いとわかっている。お満は寝る前に体を弄られた意趣返しに、実害の無いお敏をからかうように笑った。
『何と申すか、母はそんなに使うておりませぬ。お満とて許しませんぞ』
「ほほほ、ならばどうなさいまする?」
『こうするのです』
お敏はニヤリと笑うと、長屋からすーっと姿を消した。すると再び鮮明な全裸の状態でお満の頭の中に現れた。
「母上?」
戸惑うお満に、全裸のお敏は淫靡な笑みを浮かべると、足をガバッと開き、尻肉を掴んで自身の割れ目の中身を娘の意識に晒した。
「何をなさります!そんな使い古しは見とうはございませぬ!」
母親の常軌を逸した行動に呆れつつも、一瞬その部分に意識を集中してしまったお満は、直ぐ様お敏の想念に絡み取られてしまった。
こうなったらお満には抵抗する術は無い。お満の脳内では、お敏のその卑猥な部分が徐々に拡大されていき、やがてお満の意識は巨大な淫部で満たされてしまった。
余り見る機会の無い同性の淫部が生々しくも巨大化している。ましてやそれは自分の母親の淫部だ。その母親の圧倒的な迫力にお満は少し恐怖を覚えた。
「ひょえぇ〜、何よこれ、やああん」
【ほ〜れほれ、使い古しかどうか、先ずは母のお豆を見なされ】
巨大化されたお敏の小陰唇が、まるでその言葉をしゃべっているかのようにパクパクと蠢いた。
お敏が使う頻度が少なかったためか、2人の子を為した割に、その左右のビラビラは初々しい色と形を保っていた。
「ひいいいい、でっかいおまんこがしゃべったあああ」