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秘剣露時雨秘裂返しのお満
【コメディ 官能小説】

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赤玉伝説-6

脳内に現れたお敏は、目を輝かせて言った。

【さあお満、準備は整いました。頼みましたぞ】

「あい」

素直なお満は、またしても掌に精を寄せ集めて、ズズズと啜り、ゴクリと飲み込んだ。

「にがあああい」

【にっがああああああああああああああ】

お敏がお満の味覚に意識を集中させて繋がると、お敏が感じる味覚はお満の数倍に達する。その感覚に中間は無い。常に零か数倍かだ。

ついでに書くと、触角に意識を重ねればお満の数倍の絶頂を味わい、聴覚に意識を重ねれば、お満の耳を通して遠くの音を聞き取り、視覚に意識を重ねれば、これまたお満の目を通して遠くの物を見分ける事ができた。

そんな理由で、お敏は余りの苦さにお満の脳内でのたうち回った。

しかし、しばらくすると、じわじわと後味の良さが出てきて、しばらくその深みのある味の余韻に浸った。

【お、お満、もう一回、もう一回お願いしまする】

「あい」

お満もそれが嫌いじゃないので、母親の望むまま『ズズズ→ゴクリ→にっがあああ』を何回もそれを繰り返した。

お満が何度目かの精を寄せ集めていた時に、ふと竿之介の肉棒の先の赤玉を目にした。

「母上、おかしゅうございまする。赤玉の色が少し薄くなっておりまするぞ」

【なんとそれは大変ですぞ!赤玉は出てからは1刻(2時間)程しかこの世に留まっておりませぬ。早くしないと消えてしまいまするぞ。そなたは一体何をしておったのか、急げお満!】

自分の事を棚に上げたお敏は、お満を急かした。

そしてお満はお敏に怒鳴られた事ではっとなった。

調子にのって精子を飲み続けたばかりに、今掌に乗る精子が、寄せ集められる最後の精子であることに気付いたのだ。

「危なかったあ。これは絶対に飲み込んではいけませぬ」

お満は自分に言い聞かせてから、ズズズと注意深く掌の精子を啜った。

【お満、ゴクリはダメですぞ、ゴクリは…】

そう言いながら、それを飲みほして欲しそうにお敏の想念がゴクリと喉を鳴らした。

お敏の喉の音を聞き流したお満は、精子を口に含んだまま、竿之介の肉棒の赤玉を摘まんで外し、鈴口に口先を当てた。

そして肉棒を膨らますように、口の中の精子をぷうっと肉棒に注ぎ込んだ。

普通の状態のイチモツにこんな事はできない。しかし、長時間を掛けて赤玉を通した精道は、赤玉がこの世に存在する間は開かれていてこの行為は容易にできるのだった。

おおっ、なんといったご都合主義!物語はそんな都合にお構いなく進む。

口の中の精が竿之介の肉棒に注がれると、次にお満は赤玉を口に含んだ。

「あっまああい」

【おおお、なんと甘露なる味じゃああ】

お満は口の中でコロコロと赤玉を転がして、母娘ともどもその甘みを味わった。

しかし、その味が薄まったような気がしてふと我に返った。お満は赤玉の様子を確かめるために、一旦それを掌に吐きだした。

お満の掌に乗る赤玉はさっきよりも色が薄れていて、お満の掌の色を透き通らせていた。

「いっけなあい」

お満は慌てて赤玉を口に含み、竿之介の肉棒に口を付けて赤玉を鈴口に押し付けた。鈴口に半分入った赤玉を舌先を使って更に押し込んだ。

すると赤玉は蛇に飲み込まれた卵のように、肉棒から精嚢、そしてさらにその先へと戻っていった。そして赤玉が睾丸に達すると、その睾丸が一瞬ぱあっと明るく輝いた。

それと同時にゲッソリしていた竿之介の体が、一気に血が通ったように健康そうな色合いに戻った。

「こ、これでいいのですか?」

お満が脳内のお敏に聞いた。

【ええ、多分…】

「どうすれば戻ったか確かめられまする?」

【精が出るか見るのです。ちょっとしゃぶってみなされ】

「今ですか?折角戻した赤玉が出てきませぬか?」

お満の心配顔に、お敏は満面の笑み浮かべながら答えた。

【大丈夫です。一旦、この世に出た赤玉を戻した殿方の精力は絶倫。今までの数倍の精力が増すそうです。悦びなされお満。竿之介はこの世で一番精力絶倫の男になったのですぞ】

「なんと、ならば弄り放題の勃ち放題。精も飲み放題ではございませぬか」

【そうですぞ。ならば遠慮は要らぬ。思う存分しゃぶりなされ】

そう言ってお敏は卑猥な笑みを浮かべた。

「ふふふ、ならば竿之介が目を覚ますまで、お早世叔母様方式で楽しみましょうか」

【おほほほほ。よきによきに】

この後、昨日お満が楽しんだ『咥える→放出→咳込む→飲み込む→にがい』を、竿之介が目を覚ますまで母娘で堪能した。

しかし、竿之介の肉棒を弄って嬌声を上げる2人は、まだこの時には気づいていなかった。赤玉の甘味を味わった事で、竿之介だけでなく、お満の女体にもある僅かな変化が起こった事を。


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