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戸惑い
【幼馴染 官能小説】

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振り向けばあなたがいた-3

でも成が晴れやかな気持ちでいる反面、あたしの気持ちは曇天。
せっかく気分転換になるかと思ったけど、・・・・彼のことを思い出してしまった。

「ごめん、せっかくだけどあたし帰るわ。また今度おごって」
「そっか、分かった。じゃあ家まで送る」
「ども」



「じゃあ。今日はありがとな」
「どーいたしまして。じゃ、また」

・・・パタン。

ハァ・・・。
あたしはお気に入りのココアをいれてリビングに座った。
・・・新しい恋、した方がいいのかなー・・・。
ココアのカップから立ち上がる湯気を見つめながらふとそう思う。

・・・?

・・・なんか、熱い・・・・
いや、ココアじゃなくて多分あたしの体。
まずいなー、考えすぎかな。知恵熱ってやつ?
・・・熱い。
とりあえずキャミソールと短パンに着替えてベッドへもぐりこむ。
こーゆー時が一人暮らしは困るな・・・お母さんがいてくれたら・・・

〜ピンポン〜

・・・だれ?
起き上がるのダルイけど・・・仕方ないか。
ベッドから気だるげに起き上がりドアを開ける。
ガチャ。

「はい・・・」
「・・・おまえ、寒くねーの?」
「・・・成。なんで居るのよ。ちょっとあたし体調悪いからさ、今日は帰って」
「あー、熱いからそんな格好してるわけか。彼氏はきてんの?普通、彼女の体調悪かったら・・・」
「あんたには関係ないでしょ。風邪だったらうつるかもしれないし、帰って。」
「・・・来てないみたいだな。」
「は?なんで・・・」
「靴。ない。」

あー、そーゆーことね。
こういうところが成は鋭い。あたしだったら靴見るなんて思いつかないだろうし。
まぁどっちにしろ二度とうちに来ることなんてないと思うけど。

「てゆーか別にそんなに酷いわけじゃないし、今日は一人で休みたいの。ごめん、帰って」
「そうか。・・・って、帰るわけねーだろ。」
「え?・・・きゃぁ!」
「お邪魔します」

気付いたらあたしの体は成の腕の中。
やつの185cmの体にあたしの152cmの体は軽々と抱き上げられた。

「ちょっ・・・成!おろしなさいよ!」
「ベッドについたら下ろしてやる」

成はスタスタとあたしを抱えたままベッドを目指して進む。
あたしはあたしで成の腕の中でもがいてみたけどびくともしない。
そうこうしてるうちにベッドへ到着。

トス・・・


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