エピソード2-3
着替えを終えた咲に呼ばれ、ベッドルームに入った慎吾の眼に飛び込んで来たのは、恥ずかしそうに股間を押さえ、
もじもじしながらベッドに座る、咲の姿だった。
「時間が掛かったけど、何かあった?」
咲の一部始終を観ていた慎吾だが、敢えて切り出した。
「実は・・・」
「ん?」
「あのぉ・・・」
「どうしたの?」
「この水着だと・・・」
「この水着だと?」
「・・もうが・・・」
「ん?」
「恥ずかしい」
そう言って、顔を隠す咲の股間は、生え際も分からない状態になっていた。
「どうかしたの?」
分かっているのに、追い打ちをかける慎吾。
「・・・私・・・毛が見えるのが恥ずかしくて・・・」
ベッドの下には、毛とシェイビングフォームが浮いた洗面器・・・
「もしかして、下の毛を剃っていたのかな?」
「きゃっ」
隠しカメラで覗いていながら、知らないふりをする、慎吾はドSである。
マイクロビキニを渡され、悩みながらも、パイパンにしてしまう、咲はM属性が強い娘と言う事になる。
そんなやり取りをモニターしていた達也は、これは使えると、笑みを浮かべた。
「それじゃあ、カメラテストしようか?」
そう言って、撮影準備を始める慎吾のの問いかけに
「・・・はい・・・」
と咲は答えたが、モニタールームで観ていて達也が一瞬浮かんだ考えを伝えたいが為に、慎吾を呼び戻した。
「あっ、ごめん。ちょっと仕事の連絡が来たから、待機していて。」
「・・・はい・・・」
そう言って、ベッドルームを後にする慎吾。
「何ですか?先輩?」
「ちょっと、良い考えがあるから、今日はソフトにしてくれないか?」
「良いですよ。勿論、俺にも良い考えですよね?」
「勿論だよ。おまえにも損はさせない!!」
「分かりました。今日の所は、軽く流しておきましょう。」
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「咲ちゃん、お待たせ。」
「・・・はい・・・」
「それじゃあ、撮影していくよ。」
「よろしくお願いします。」
「いつもの様に、自分の好きなポーズをしてくれるかな?」
「・・・はい・・・」
そう言って、テスト撮影が始まった。
色々なポーズを撮られている内に、咲の身体に変化が起きていた。
(どうしたんだろう?身体の奥の方が熱い・・・)
際どいマイクロビキニを身に着け、剃毛をしてしまったから、恥ずかしいだけ?
そんな事を感じながら、ポーズを取り続けていた咲は、まだ気づいていなかった。
自分が、見られている事に快感を感じている事を・・・