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LADY GUN
【推理 推理小説】

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終わらない物語-3

 歩み寄る田口に足が竦む。田口にレイプされた女はみんなこの恐怖を味わったんだろうという事を身にしみて分かる。雰囲気で力では絶対適わないであろう事も分かる。
 「来ないで…」
口から出てしまったのは女として素直な感情だった。
 「どうしたんだよ、急に弱気になっちゃってさぁ。」
 「…」
我に返り睨み付ける。
 「そうそう、恐怖に怯える顔よりもそっちの方がグッとくるぜ?」
目の前に田口が来た。圧倒的な存在感を感じる。余計、田口のしてきた事を捜査で知る静香はなおさらだった。
 「ちゃんと黒ピンク豹柄のブラジャー、つけてきたのかよ?」
 「…つけてるわよ。」
 「ククク、いい子だ。じゃあこれに履き替えろよ。」
田口は静香の部屋に侵入して盗んだブラジャーと同柄のパンティーを静香に手渡す。
 「下着泥棒までするとは幅が広いわね…。」
 「あまりにエロかったから欲しくなっただけさ。早く履き替えろよ。」
 「ここで…?」
 「そうだ。何か不都合あるのか?」
 「な、ないわよ…。」
まさかパンティー履き替えにも意味がある事だとは思わなかった。田口がパンティーを履き替えるよう指示したのは明確な意図があったからだ。
 「なら早く履き替えろよ。それとも美味しそうな太股に何か隠してる…とか?フフフ」
 「…(見抜かれてる…?)」
静香は太股に銃を忍ばせていた。最終手段として犯されそうになった時、それで田口を撃つつもりだった。静香はなるべくスカートが捲れぬよう上体を倒してスカートの中に手を入れた。
 「良く見えないだろーがよ。」
田口がしゃがむ。静香が履いていたパンティーを脱いだ瞬間、それを奪い取る田口。
 「ピンクのパンティー、ゲット♪」
高々と掲げる田口に覆面男達から歓喜の声が上がる。静香が抵抗せずすんなりパンティーを渡したのは、それに意識を向けさせ隠し持った銃を見つからないようする為だった。静香は素早く黒ピンク豹柄パンティーを履いた。
 「今日静香ちゃんは朝から勤務したままここに来たからパンティーいっぱい汚してるはずさ。」
静香のパンティーの股間部を確かめる田口。
 「ククク、見ろ!」
股間部を広げみんなに見せる。さらに沸き立つ覆面男達。恥ずかしいシミが確認出来る。そして当然鼻先に寄せ匂いを嗅ぐ田口。
 「臭っさ!!」
ニヤニヤしながら鼻を摘む。
 「テメーこの野郎!!ふざけるなっっ!!」
怒鳴る俊介。
 「ウルセー男だ。おい、チンポしゃぶらせろ!」
覆面男が適当に婦警を掴み引き連れる。兵庫県の梨田佐智子だった。
 「や、やめろ!!」
激しく抵抗する俊介。静香の前で醜態をさらしたくなかった。しかし覆面男に強要され佐智子が俊介のペニスをくわえた。
 「止めろぉぉ!!」
俊介の声が響いた。


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