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わたし、は、てんし
【痴漢/痴女 官能小説】

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Eわたし、は、てんし-3

「私はめぐみと言います…、年齢は17歳……。私は以前……うっ、うっ…」

ここまで言うと、女の子は目を赤くして、涙が零れそうになっていました。

「いいの、ゆっくりでいいから…。」

サラさんはめぐみちゃんの背中をさすりながら、もっと話すようにめぐみちゃんを励まします。

すでにポロポロと涙を零していためぐみちゃんはしばらく何も話をしませんでしたが、それでも、なんとか声を震わしながら、また告白を再開しました。

「わたし…は…小学校六年生の時に……男の人に…お…そわれま……」

しかし、再開した告白もすぐに終わり、今度はワーッって感じで声を上げて泣き始めました。

サラさんは、顔を両手で覆いながら泣いているめぐみちゃんの優しく肩を抱きしめると、ウンウンと頷いていました。

さて、めぐみちゃんは涙で震える声でしたが、最後まで告白したようです。

すべてを告白し終えためぐみちゃんはサラさんの胸に顔を埋めて、ワンワン泣き始め、サラさんはそんなめぐみさんを胸で受け止め、しっかり抱きしめていました。

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涙で震える声だったので、はっきりと内容を聞きとれたわけじゃないんだけど、どうやらめぐみちゃん、小学校六年生のとき、近所のおじさんにイタズラされたそうです。

アソコを指で弄られたりして、それがすごくショックだったと……。

詳しい話はよくわかんないんだけど、要はそういうことみたい。

まあ、私が呼ばれた理由がわからないわけではないかな。こういう性的な告白を聞くのは、変態の私がいいだろうとサラさんが思うのも、無理はないのかもね…。

可哀想って思ったけど、でも、私、それ以上はできないかな…。

告白を聞くことで、めぐみちゃんがスッキリするなら、こうして聞いてあげてもいいし、頼まれたら何度でも聞いてはあげるけど、でも、めぐみちゃんの心の傷?トラウマ?、そんなモノを治す力なんて私にはないから、聞いてあげる以上のことはできないなあ…。

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さて、サラさんはずっとめぐみちゃんを抱きしめていました。

抱きしめてるサラさんの表情はどこか上から目線っていうのかなあ…。ちょっとドヤ顔入ってました。

サラさんも困った人だしめぐみちゃんも困った人で、私から見たら、困った人同士が抱きしめ合って、傷をなめ合ってる感じがしました。

よくわからないけど、困ってる人同士が慰め合うことがボランティアなら、これがボランティアなんだろうなあと思いました。

困ってる人に親切にしてあげることはいいことだと思いますよ。どんな理由があったとしても困った人がありがとうと言えることをしてあげる、それはいいことだと思います。


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