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わたし、は、てんし
【痴漢/痴女 官能小説】

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Bわたし、は、てんし-2

パチンコ屋さんや飲み屋さんが立ち並ぶおしっこ臭いアーケードの道を進み、それから人気のない道を曲がると、そこに小さな文化住宅を縦にしたような寂れたマンション?みたいなのがありました。

「ここよ、いきましょ?」

そういって、サラさんはマンションの玄関にある鍵を開けました。

「そうね、変よね。」

どうやら私、マンションなのに玄関に鍵がかかってるのは変だなって思っていたのが、多分表情に出ちゃったのかな?

そしたら、サラさん、眉間に小さなシワを作って、真剣な表情になって話を始めたの。マンションの玄関の前で…。

でも、全然意味わかんない(笑)

傷ついた人を癒すことで自分の心を癒すだとか……?性体験を通じて、傷ついた人間を救う!?だとか…

うーん、ごめんなさい、サラさん。私にはちょっと難しくてわからないよー。サラさんがいうボランティア精神ってまったくわかんないです、ごめんなさい(悲)

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それで、一応、わかったってことにしてもらって(笑)、マンションの中に入りました。

なぜか、マンションなのに入ったら玄関があって、そこで靴を脱いで、スリッパに履き替えて、薄暗い廊下、ギシギシ音がする木製の廊下を歩いて、これまたギシギシ鳴る階段登って、二階へ…。

それで、一番端の部屋かな、なぜか部屋の扉が引き戸(笑)、それでサラさんが引き戸の鍵を開けて、ガラガラと音を立てて、ドアを開けると……

うぷっ、うえええ……

思わず私、吐きそうになちゃいました…。

だって、すごく臭いんだもん!かび臭くて、たばこ臭くて、生ゴミ臭くて…。ひどい臭いで、とても人間の住めるようなうちじゃないなって思ったら、住んでました、人が(驚)

畳が引いてある小さな部屋、その真ん中に黄ばんだ布団が敷いてあって、戸が開く音で起きたのかな?おじさんがその黄ばんだ布団の上でなぜか正座してました(笑)

そのおじさんがもう見た目でやばそう…(笑)

タンクトップとブリーフ姿ののおじさんはなんかもう目の焦点があってなくて、髪の毛もボサボサで白髪交じり、顔はシワシワ、唇はガサガサで白い粉みたいなのがふいてる。それに、歯がない(笑)

歯がないからかな、おじさんの口、妙に凹んでるの。歯のない凹んだ口を理由もなくモゴモゴさせながら、じっと正座してこっちを見てる…。はっきりいって、そのおじさん、もの凄く気持ち悪い(笑)

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「失礼します。」

そう言って、サラさんは部屋に躊躇なく部屋に入りました、私でも引くくらいの汚い部屋に(驚)

それで仕方なく、私も部屋に入りました。

(うへえ……、汚過ぎるよ…、この部屋…。)

カップ麺は食べかけで腐ってるし、なんかの食べカスかな?なんか変なカスみたいなモノが散乱してる…。それに、よく見たら、小さな虫みたいなのも飛んでる…。

なんて部屋を一通り見回してから、おじさんを見たら、正座止めて立ってました。

それで、私、立ち上がったおじさん見てビックリ!

お腹は出てるし、小太りでブヨブヨで、黄ばんだタンクトップの胸もとは赤い発疹が出来てる不健康そうなおじさん。それもビックリなんだけど、それ以上にビックリしたことがあったの。

それがそのおじさんの身長。メチャクチャちっさい(笑)

私より小さいのかな?ちょっとわからないんだけど、とにかく小さい!

まるで赤ちゃんおじさん(笑)

(うわあ…、ちょっと普通じゃないよね…、この人…。)

とか、思ってたら、なんかサラさん、その布団の方に向かっていったの。


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