ゆうこ-7
「ひどーい!心配してたのに!」
優子はふくれて憮然となった。
「ご、ごめん、ごめん、優子ちゃんと居ると何だか楽しくて」
「何よそれ!そんなこと言っても許さないからね!」
優子は怒りの目でマスターを睨んだ。
「ごめん、謝ります」
マスターはぺこりと頭を下げた。
「謝っても許さないわよ」
「じゃあ、どうやったら許してくれる」
「どうって、そんなこと急に言われても…」
そう答える優子だったが心が思い浮かべるのはただ一つだった。そして素直でわかりやすい優子のその想いはマスターに筒抜けなのだ。
「よし、わかった。優子ちゃんの希望の通りにしよう」
「『わかった』ってどういうことよ」
眉根を寄せる優子の顔にマスターは両手を伸ばしてその頬を優しく包んだ。
「な、何するの…」
驚く優子の顔にマスターは自身の顔をどんどん顔を近づけていく。
「や、やめてください。そ、そんなこと全然望んでませんからね…」
真っ直ぐに見つめるマスターの目が恥ずかしくて仕方がなかった。
「ゆ、許してませんよ…」
言葉では拒絶する優子だったが、その瞬間の準備をするために目をつぶって顔を少し傾けた。
優子が目をつぶってしばらくすると、優子が望んだように2人の唇が重なった。
「むむう、ら、らめれすって…」
唇を重ねたまま最後の抵抗の言葉を発したが、それは全く説得力が無かった。何故なら優子はその言葉を言った後、そのまま口を半開きにしてマスターの次の行為を待っていたからだ。
マスターは直ぐに反応し、優子の希望の通りに口内に舌を侵入させていった。それに対する優子の抵抗の意思表示はもう全く無かった。
それどころか優子はそれを待ちわびていたように舌を積極的に絡ませていき、それと同時に一気に体重を乗せて女体をマスターに預けていった。
一瞬にして押され気味になったマスターだったがそれも予想していた。押し倒される寸前に優子の背中に右手を廻して、背骨にそって人差し指で優しく背中をツウっと撫でて反撃を開始した。
背中から子宮に突き抜けるゾワゾワする快感に優子は我慢できずに、積極的に攻めていたディープキスを解き、背をのけ反らせて吐息を吐いた。
「はああん」
女体がのけ反ったことで密着していたマスターとの体に隙間ができ、プルプル揺れる優子の乳首がマスターの目の下に現れた。攻勢のマスターはそれを見逃さない。マスターは反射的に優子が喜びそうな対応した。
のけ反る優子の女体を右手で支えながら、素早く左手の人差し指と親指で優子の右乳首を摘まみ、優子のキスから解放された口で左乳首に吸いついた。
「いやあああああん、ああああああん」
優子はさらに体をのけ反らせて悦びを表した。
マスターはしばらくその姿勢で乳首を味わった後、優子が次に望むことを叶えるために次の段階に進んだ。
淫乱な優子の望みをより効果的に叶えるため、背中にまわした右手で抱きかかえながら、ゆっくりと女体を誘導して前向きに座席に手を付かせて腰を上げる姿勢を取らせた。