若菜と汐莉-1
某日 晴れ 夕方
「あれっ、恵利子おねえちゃん?」
磯崎若菜は大好きな姉の意外な光景を目にする事になる。
その光景に何故か違和感を感じた幼い妹は誰にも話す事無く一日を終える。
それでもまだ好奇心旺盛な11歳の少女である。
当然いつまでも黙っている事が出来ず、まずは双子の妹汐莉にその事を話す。
姉に憧れる妹の汐莉も興味深々ではあったが、若菜同様に違和感を感じる事になる。
若菜が姉のその姿を初めて目撃してから数週を要して、遂にその事実は母親香の知る処となる。
しかし賢明な妹の判断にて、一番問題の部分は伏せられたままとなる。
それが恵利子にとって「本当の意味」で、賢明な判断だったのか評価は大きく分かれるところである。
何れにしても磯崎恵利子が千章流行が運転する車から降り立つところは、偶然妹の若菜に目撃されてしまう。
それを後日部分的に聞いた母親は、恵利子にボーイフレンドが出来た程度に判断していた。
しかし日に日に大人びた仕草や無口になって行く恵利子に一抹の不安を感じ始める。
皮肉な事にそれを自分の母親に相談した数日後に、より幼い汐莉が叔父の手によりイタズラされる事になるのだ。
汐莉にとっての叔父は、つまり香の弟である。
年の離れた弟が姪に対して淫行をはたらくのである。
後日その事実を知った香は、気も狂わんほどの怒りを「弟」にぶつける。
しかしより深刻な「娘」恵利子の被害を知る事になるのはこの日より数年の後となる。
話を本題に戻そう……
恵利子の妹である若菜が感じた違和感、それは一緒にいた男の風貌にあった。
幼い若菜から見てもその男の表情は柔和でとても優しそうに感じられた。
大人の目線で言えば、その容姿風体は理知的且つ紳士的な「大人の男」であった。
「なんかぁ、学校の先生みたいな人」
後日見た物全てを素直に表現した若菜はそう口にした。
つまり恵利子の男友達、「彼氏」にしては年が離れ過ぎていたのである。
言うまでも無くその男こそ、千章流行である。
いくら実年齢より5歳程度若く見える千章でも、パッと見どう見ても二十代後半から三十歳前後である。
当時15歳だった高校一年生の恵利子にとって、ボーイフレンドにしては不釣り合いな相手であった。
・・・愛姪調教 汐莉・・・
憧れの姉恵利子がその処女を奪われ、継続的なセックスを強いられ続けている事を知らぬ妹若菜。
そして自らの分身とも言える双子の妹汐莉もまた、ひと回りも歳の離れた男の欲望にその身体を委ねつつあった。
「……、ぁっ」
微かな喘ぎにも似た溜息が汐莉の口から零れ落ちる。
僅か11歳で男の体液の味を知る事になった汐莉は、その幼い性を叔父の手によって開発されていく事になる。
男の指先は嫋やかでありながら少女に確実に侵食していた。
パンティーと呼ぶにはまだ早すぎる少女の下着、そのクロッチの上からほんの僅かな刺激をリズミカルにタップする。
上気する少女の顔には、幼いながらも時折「女」のそれが見え隠れし始める。
質素な木綿の布切れ一枚隔てた向こう側、僅か十数分でくぐもった熱が少女の中心より発せられ始める。
徐々に布切れと肌の密着度が高まると、まだ男を知らぬ浅いスリットが露骨な線を描き浮かび上がる。
自らの意志で華奢な両脚が恥ずかしい位に大きく拡げられ始めると、それと呼応するかの様に静観していた男の左手が少女の胸元に伸びる。
Tシャツにミニスカート、どこにでも居る小学生それが今日の少女の服装であった。
裾元から差し入れられた手はシャツを捲り上げ、僅かに申し訳程度の膨らみを愛しみながらもその先端周辺を弧を描く様になぞる。
「……、んぅっ」
口元からの反応は僅かであるが、痛い位に起立した乳首から少女の反応具合が十分伺われる。
敢えて下着は脱がさずクロッチ脇の隙間から指先を差し入れると、すぐにくぐもった熱の中心部から湧き出る泉を捉える。
「もうこんなにして、エッチだなぁ汐莉ちゃん」
僅か身長140センチ体重28キロ程の華奢少女の身体を膝の上に乗せ、長時間散々玩んでおきながら男は事も無げに少女の羞恥心を煽り立てる。
「……、いやぁ……」
顔を上気させ振り向く少女は、恨めしそうな表情で男の顔を覗き込む。
「くちゅっ」
少女のスリットは淫靡な音をたてながら開かされると、十分な潤いも手伝い思いの外容易く指一本を受け入れる。
その幼く華奢な身体つき故セックスこそ叶わないが、数週間前汐莉は遂に「イク」事を擦り込まれ教え込まれる。
「お腹の中の……、奥が熱いよぅ……」
小学6年生の少女は、初めての絶頂をそう表現しながら肩を震わせる。
しかし粘着質の男の舌先は少女を解放する事無く、強制的に連続快楽を注ぎ込む。
「お口でして欲しい……」
顔を赤らめながら、そう懇願する少女。
汐莉と若菜二人の姉妹が並び立てばシリメントリーの様に相違無かったが、その実妹汐莉の下半身は急速に蝕まれていく。
それはまるで五つ年上の姉恵利子が心ならずも、強いられるセックスによりその清らかな身体が蝕まれて行くが如く幼い妹と共鳴する。
幼い膣は指一本を浅く吞み込むのがやっとであったが、極浅く入口付近の内壁を指先腹でなぞり上げ同時に膨らみきらない肉芽に刺激を与えると折れそうな腰をくねらせ身悶える。
堪らず男は膨らみきった肉茎を少女の口元に寄せると、まるで待ちかねた様に口に含み咥え込む。