破瓜の少女-1
・・・あゆみ・・・
その日歩美は極度の緊張感の中、石崎家に招き入れられる。
「もしかしたら、佑香先輩だけじゃなくてお母さんもいるのかなぁ?」
「佑香先輩に、なんて挨拶したらいいかなぁ?」
そんな歩美の弾む様な心中をよそに、敬人は全く別の意思を持って階段を上り2階にある自分の部屋に向かう。
敬人の部屋は中学生男子の部屋とは思えない程に、整然と片づけられほのかに柑橘系の香りがする。
外見同様敬人のセンスは良いと歩美は思った。
「石崎君、佑香先輩はお隣のお部屋?」
「私、挨拶して来るね」
そう歩美が敬人に言い終える間もなく、大き目のベットに仰向けで押し倒される。
それはまるで、敬人が柔道の寝技に持ち込む様であった。
「佑香姉さんなら、今日は友達と買い物でT市まで出かけてるよ」
「帰りは7時くらいかな?」
そう自然な感じで囁く敬人ではあるが、先程までとは明らかに形相が変わっていた。
すぐに唇を奪われると、敬人の右手がスカートの中に潜り込む。
敬人の事は好きではあったが、いきなりの仕打ちに流石に歩美も激しい抵抗を見せる。
しかし当然腕力では敬人に適うはずも無く、事も無げに押さえつけられてしまう。
更に敬人の言葉が歩美の抵抗を精神的に大きく躊躇させる。
「小沼さん大人しくしてくれないと、服とかビリビリになっちゃうよ」
「そしたら家に帰る時カッコ悪いよ」
「それに佑香姉さんも含めて、家族は7時まで誰も帰って来ないしね」
「それまでは、僕たち二人きりだよ」
学校では見せる事が無い、敬人の隠された意外な一面を見た様に歩美は思った。
結局申し訳程度の抵抗を見せながら、パンティーを引き下ろされてしまう。
直後両脚を開かれると、敬人の頭が両脚の付け根に割り込まれてくる。
ベットの上身を捩らせて逃れようとしても、敬人の舌先は歩美の中心を執拗に捉えてくる。
恥かしさと恐怖から泣き出す歩美に、敬人は構う事無く夢中で唇を吸い付け舌先を動かし続ける。
「ヤダヤダ、ダメダメ・・・」
拒否の言葉を力無く連呼する歩美。
性に対する恐怖心もあったが、生理が終わったばかりの自身の匂いが気になり気が気では無かった。
それでも敬人は全く動じる事無く、延々と歩美のマン○に執着を見せる。
この時敬人には歩美の言葉は届く事無く、違う次元にその心は飛んでいた。
それは実姉に触れてしまったあの日にあった。
姉の佑香がソファで寝ていたあの日の延長線に、弟敬人の脳内は彷徨っていたのだ。
今自分が無我夢中で舌先を這わせているのは、あの時の姉佑香のマン○・・・
自然と敬人の舌先が熱を帯びる。
そんな敬人の心など知る由も無い歩美。
最初は恥ずかしさからそれどころでは無かったが、徐々に受入れ潤い始める。
そう、あの時の佑香同様に・・・
元々自分から告白した憧れの敬人にである。
恥かしささえ克服出来れば、自然と快楽の占める割合が増え始める。
歩美の花芯が膨らみ外輪の花びらも熱を帯び始める頃になると、処女地より透明な蜜が溢れはじめる。
同時に無意識の内に恥ずかしい程に両脚を拡げ、腰を浮かせて敬人の唇に押し付けてしまう。
「・・・・・・、・・・・・、・・・」
言葉にならない嗚咽を漏らして昇りつめる歩美。
敬人の頭を両手で押さえ付け、腰をヒクつかせてしまう。
それでも敬人は歩美を離してくれない。
オナニーの経験は小学5年生よりあった歩美であるが、初めて知る異性の舌先による複雑な動きとその感触。
指先とは比較にならない柔軟な動きと舌先のザラついた感触に、続けて昇りつめてしまう。
「もう、・・・ダメ・・・なんだから・・・」
言葉とは裏腹に潤んだ瞳で敬人を見つめる歩美。
その表情は到底中学2年生の少女の物とは思えぬほど妖艶であった。
早熟な少女ではあったが性知識の乏しい歩美は、敬人の望むままにその処女を捧げる事になる。
すでに成人のサイズと変わらぬ敬人の先端が、対照的な色をした歩美にあてがわれる。
十分潤ってはいたが、メリメリと引き裂く感覚と鋭い痛みが歩美を襲う。
先端だけあてがわれても耐え難い痛みである。
「ずるりっ」
敬人のたくましい肉茎が根元近くまで捻じ込まれる。
次いで引き出され、再び捻じ込まれる。
「やっぱり、もう無理・・・、お願いだから止めて・・・」
行為の中止を涙目で懇願する歩美。
「・・・、・・・、・・・」
その口元を敬人の大きな手の平が覆う。
滴れる透明な蜜の色は薄ピンク色に変色し、僅かながらに敬人自身の出入りを円滑にする。
気が狂いそうな痛みに耐える歩美にお構い無に敬人の往復運動が続く。
初めて知る粘膜との摩擦による甘美なまでの感触。
手淫では決して知る事の出来ない快楽を覚える。
歩美との行為中に関わらず、敬人の脳内に佑香の笑顔が浮かぶ。
「おはよう、敬人」
忘れもしないあの日の翌朝の姉の笑顔。
瞬間、敬人の先端から熱い飛沫が放たれ狭い膣内を満たしていく。
射精後敬人の物は、しばらく歩美より抜かれる事は無かった。
破瓜の痛みの中、両腕を敬人の背にまわしきつく抱きしめる歩美。
歩美は自らの膣内で、急速に硬度が失われていく敬人の感触を感じ取っていた。
それをそっと優しく包みむ歩美の想いに似た花びら。
幸運にもこの日のセックスで、歩美は妊娠する事は無かった。