無知、故の危惧-2
「はい、よーいすたーと」
ピッとストップウォッチが押されると同時に、美祐希は脚を上げた。
目を瞑り、顔を赤らめて唇を噛みしめたまま
普段より数十倍は長く感じる3分間を過ごそうとしていた。
そして、待ってましたと言わんばかりに変態教授は動き出す。
完全無防備となった脚の間から全容を現す純白のショーツ
布一枚を超えればひとたびそこは美祐希の恥部、
その興奮を必死に抑えつつシャッターを切っている。
(もう少しで3分になる…!)
感覚で時を追っていた美祐希は、
この苦行から解放される瞬間へのカウントダウンを始めた。
実際にストップウォッチは2分45秒を指していた
このまま後15秒を凌げば、晴れて自由の身に…
が、変態教授の魔の手はそれを許す気は毛頭なかった。
美祐希の前にしゃがみ込むと、右手人差し指を美祐希のショーツに当てがい、
陰部の筋を確実に捉えながらスッと撫で上げたのだ。
「あぁんっ!」
すっかり油断し切っていたことで何倍にも増幅した"人生初の刺激"を
もろに受けた美祐希は、あらぬ喘ぎ声を発して床に崩れ落ちた。
あーあ、と言わんばかりの表情で教授はストップウォッチを止める
デジタル表示が示したタイムは、2分59秒
最悪だ。
「残念、もう一度。さっさと終わらせないと1分ずつ増えるぞ」
「えっ!? でも先生、今 何かしませんでしたか…?」
「お前、目を瞑ってんだから俺がやったかどうかなんて判んねぇだろ
単位がなくてもいいのなら疑ってくれて構わんがな」
ここまで来ると完全にパワハラである。
とにかく早急にこの場を切り抜けたい美祐希だが…
「ひゃうっ」
「んあぁっ」
「やぁん…」
この刺激に打ち勝つことはなく、気付けば必要時間は17分
ここまでくると片足立ちをする体力も底に近く
立ち上がることすらままならず、床に倒れこんでしまった。
「はぁっ……はぁっ……」
疲労困憊、熱を帯びて濡れた恥部。ショーツにはシミが出来ていた。
そしてその部分を写真に収める変態教授。
「しゃーないからこれで終わりにしてやる」
そう言うと教授は、虫の息をしてる美祐希の脚を大きく開かせ
目にもの見ぬ速さでショーツを横にずらした。
遂にお目見えした美祐希の恥部はほんのり湿っており、陰毛は皆無。
そのままのスピードで右手中指を筋の間に挿し、
素早く、しかし確実にGスポットを弄んだ。
完全に犯されているものの、瞬間すぎて何をされたかわからない美祐希は
「ひゃぁぁぁんっ!!」
と、先程14回受けたのとは比べ得ない刺激にただ喘ぐしかなかった。
「ん、おつかれさん」
今度は動画モードにしていたカメラの電源を落とし、教授は言った
「頑張ったから特別にレポートもチャラにしてやる
なんでチャラになったかは絶対に誰にも言うなよ」
ふらついた足取りで意識もおぼろな女生徒は、それを聞きながら部屋を出たのだった