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初めてのレオタード
【学園物 官能小説】

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無知、故の危惧-1



「すみませんでした!!」
体を90度に折り曲げ、平謝りする生徒、若干5名
美祐希とその友人、相沢李乃に加え、本巣、槍田井、岡須だ。
現在地はある研究室である
そう、前述の大学一厳しく、うるさく、変態な(という噂の)教授の研究室。

事が起きたのは5限の最中
学科の授業で専門器具を使用しての実習をしている時だった。
主に女子2人が仕切って、順調に実験を進めていたが
思うような結果が出ず、飽きた男子連中が遊びだしたのだ。
それは徐々にエスカレートしていき、少々 度が過ぎた所で
岡須が冗談でどついたら、予期せぬ攻撃によろけた本巣が
機械へ向かって派手に体当たりしてしまったのである。
「ちょ、あぶないっ」
扱いに気を付けないと危険が伴う物だったので、慌てて美祐希が立ち上がる。
なにせ苦手とする男子(それも学科にいる唯一の男子3人)を班に有し
その対応だけですでにキャパオーバーしていた彼女は
出力を下げれば済む話を、誤って最大値にレバーを捻ったのだ。

ボンッ!
急激な負荷に耐えかねた機械は当然の如く、半ば虚しく悲鳴を上げた。
室内は一時混沌を極め、真っ黒焦げの物体だけが静かに佇んでいた…


涙目の美祐希に小学生的思考の男子3人、
そしてとばっちり同然の李乃への説教は30分に及んだ。
反省文代わりの4000字レポートという課題を受け取った生徒たちは
一応、機械を壊した張本人である美祐希を残して部屋を出た。

完全に委縮している美祐希への説教は更に続く。
1時間は覚悟していたが、10分くらいして不意に
「新屋、ちょっと回れ右しろ」
と言われた。
突拍子すぎて美祐希はポカンとしていたが、
「は、はい…」
と答えて、言われた通り回れ右をした。
「肩幅に脚を開いて、しばらく動くな」
追加注文する教授。
この指示の意図は皆目つかめないが、とりあえず脚を開く。
机に置いてある、既に立ち上がっているPCにケーブルを繋ぎ、
教授が引っ張り出してきたのは、小型カメラだった。
某大手カメラ会社がその粋を集めて開発した、
従来のカメラでは全く及ばない程のハイクオリティなカメラだと補足しておく。
そんなお高そうなカメラをどうしたかというと
白いミニのレーススカートを穿いている美祐希の股下へ滑り入れたのだ。
ボタン1つで撮影した画像がPCの画面に次々と出てくる。
美祐希の性格が表れたような、純白のショーツ。

「…あのぉ、先生? 何をされてるん…」
「いいから黙って前を見てろ」
自分の足元で起きてる事を知らず尋ねる美祐希を制止させる。
陰部の辺りから臀部まで、時には気づかれないようにスカートを捲り
僅かにカチカチと音を立て、100枚弱ほど撮影を続けた。

「そういえばお前、新体操部だったか」
「え?はい、そうですが…」
これまた突拍子な質問に、きょとんとしながら美祐希は返す。
「ふぅん…」
短く唸ったのち、何かを思いついたのか
「ほんとは2時間ほど説教する予定だったが」
と、前置いたところでこんな条件を持ち掛けた。
「目を瞑って3分間Y字バランスし続けれたら、解放してやる」

正直、目を瞑ってY字バランスなど彼女には朝飯前だが
美祐希は困惑してしまった、もちろん理由は服装の問題である。
ミニスカートで見せパンなどは穿いていない状態でそんなことをすれば
下着が丸見えになるのは想像に難くないからだ。
最も、美祐希は教授が盗撮していたことなど知りやしない。

(するだけ無駄な)羞恥心を顔いっぱいに表し
暫く俯いていたが、諦めたようにか細い声で呟いた。
「わ…わかりました」



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