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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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スパイラル-30

ピコピコと断続的な吸引のバリエーションに変化させて小宮山も理緒の反応を引き出し楽しんでいるようだ。
「ぐふふふふっ」
猿轡からはみだした頬の肉に小さな目がさらに細くなり、パンパンに膨らんだ黒革の貞操帯に垂れ下がった腹の肉がかぶさっている。
「冴子、お前が俺に媚をうりたいことはわかった。だがお前は大きな間違いをおかしている」
冴子は竹中の冷たい声に身体を固まらせた。
部屋の中で唯一まともなスーツ姿の竹中がメガネを指で押し上げた。
「牝犬奴隷のお前とは趣は異なるが、理緒は俺の大事なペットだ。俺の許可なく勝手に理緒に手をだしたな。豚に喰わせるのはお前のほうだ、冴子」
「ご、ご主人様、申し訳ございませんでした。でも、豚の、豚の餌にされるのだけは勘弁してください」
「だめだ。お前が豚に喰われるのを楽しむことにする。まさか豚相手に感じたりしないだろうな。ふふふっ……」
竹中の冷たい宣告に冴子はワナワナと震えながら立ち尽くしていた。


18

「豚! 近寄るな! うあああああっ……」
冴子は後ろ手にされた腕を拘束テープでグルグルに身体に巻かれたうえに、乳房も上下に巻かれたテープで搾り出され、足は理緒と同じにM字に固定された。仰向けにベッドに放り出されて、竹中に命じられた小宮山によって理緒を淫責していた吸引チューブを取り付けられようとしていた。
「ぬああああああ! やめろ豚野郎! ひいいいいっ!」
吸引しているチューブが乳首に取り付けられていき、小豆を呑み込むたびにスプスプと音をたてた。絞り出されて猥雑に変形した乳房の先に、ミミズのようなチューブが取り付けられると身体が跳ね上がった。小宮山の太くて短い指が既にしっとりとしているバギナを広げてチューブを近づけると冴子は激しく罵った。
「こんなことしてただですまないよ! 残りの歯を全部叩き折ってやる!」
以前前歯を冴子にへし折られた小宮山はその言葉で一瞬ひるんだ。
「豚、遠慮はいらんぞ。お前にとっては女王様かもしれないが、冴子は俺の牝犬奴隷だ。俺の命令だ、かまわんヤレ!」
小宮山を伴って理緒を陥れた冴子だったが、竹中の一声で立場が逆転した。
隣りのベッドに腕だけ自由にした理緒を運んで尻を高く上げた姿にして、竹中は服を脱ぎ捨てた。
スプッ! クリトリスに吸い付いたチューブが吸引圧でくねった。
「ひあああああああっ! はずせぇっ! くわああああああっ!」
「とろ火で炙るような吸引力に設定してやれ。豚に喰われて牝犬が逝くところを見とどけてやる」
「やめてえええっ……、ご主人様、お赦しください! 豚に喰わせるのだけは勘弁してください! ご主人様なら全て受け入れますから」
「だめだ。俺の許可なく勝手な振る舞いをしたお前には、最大の屈辱と辱めを与えなければならない」
隣りのベッドで理緒の腰を掴んで挿入した竹中は、豚をけしかけて冴子が貪られる姿を見る心づもりで腰を振り始めた。先程まで吸引責めをされ続けた理緒の身体はすっかり蕩けて、竹中に極上の状態で献上された。
「よしよしパパが楽にしてやるからな理緒。好きなだけ逝きなさい」
ゆっくりとピストンする腰使いに理緒の甘い声が重なる。長く焦らされた生身が太い肉棒に官能のはけ口を求めて、厚みのある尻を擦りつけるようにくねらせている。
「はあ……。パパ、いい……。とっても……いいっ!」
生殺しから解放されて暗い欲情の沼に嵌まってゆく理緒のとなりのベッドでは、冴子が逆の淫責地獄に堕ちようとしている。
黒い革で顔と股を覆われて醜くたるんだ身体の小宮山が、チューブに繋がれている冴子に足もとから、おずおずと這い上がる。
「来るなっ! 豚! 来るなあぁ!」
「やれ! 思う存分貪れ!」
理緒のうねる腰を抱えてジュブジュブと肉茎でこねながら竹中が叱咤する。
漸く冴子に這いよった小宮山は拘束テープで起立した乳房を恐る恐る掴んだ。冴子が小宮山の顔面に唾を吐きかけたが意に反さずに細い目で変形した乳房をジットリと見ている。猥雑に歪められた肉体に小宮山の情欲が押し上げられていき乳房の麓を徐々に強く掴んでいった。絞り出された先っぽに血流が集中して敏感になった乳首をいたぶるように、チューブごと乳房を揺さぶり出した。
「くっ……、やめろぉっ……」
激しく揺さぶると吸引しているチューブがパラパラと音をたて、摘ままれている乳首から淫の電気が走りぬけ、全身から吹き出した汗で冴子は美しく輝いた。
「ぶたあああああああああっ! やめろおおおおおっ! くわああああああっ! 赦してええっ!」
「ぐふっ、ぐふふふぅ!」


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