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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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スパイラル-29

「ひいいいい、あいいいいいっ! 赦してええええ、くだはあいいいいっ!」
白目を剥いた冴子に渾身の力で叩きいれたペニスをグリグリ押し付けたまま竹中も全身を震わせながら精をドクドクとそそぎ込んだ。


17

結局冴子はその日の予行演習をキャンセルし、翌日仕切り直しの演習を行った。無事終えることができたが、仕事の情熱より劣情が勝ったことにショックを受けていた。
いくら営業部の羨望を集めようとも一旦竹中の手管に嵌まれば、ただの牝犬扱いにされることが納得いかなかった。こうして普段は毅然としていられるのに竹中にいたぶられると、どうしようもなく欲情にまみれてしまう。そして自分の肉体を貶められていることに止めようもなく発情し、ひれ伏してしまうのだった。
上司でもない竹中に社内で会うと、ひるんでしまい目を見ることすらできなかった。
一週間会社を休んでいた理緒も今は何事もなかったように出社している。アヌスに玩具を突っ込まれた姿を見られてしまった冴子は、何だか理緒にも見下されているように感じてしまう。
(理緒は私を同等だと思っているのかしら。理緒に自分の立場を分からせておいた方が良さそうだわ)

竹中は冴子から「お誘い」のメールを受け取った。そのメールには、ご主人様をよろこばせるおもてなしを致します、と書かれていた。果たして冴子が何を企んでいるものか、竹中は思考を巡らしつつ指定されたホテルの一室へと向かった。
スイートルームのドアを開けるとリビングには誰もいなかった。だが、奥の寝室からは、あきらかに女性の喘ぎと思える声が絶え間なく聞こえてくる。喘ぎに混じり絶叫がはいり何かを懇願するような声がくぐもっている。
寝室へ続くドアを開けると、薄暗い広い間取りの部屋に2つのベッドが目に入った。だがベッドの上に人の気配はなく毛の長い絨毯の床に寝かされた理緒とその身体に添うように置かれたソファに人影が見えた。
竹中が理緒に歩み寄るとソファに座っていた冴子が立ち上がりリモコン調光器で部屋を少し明るくした。
床で四つん這いの理緒は腿と足首が赤い拘束テープで縛られ手首が重厚な造りのテーブルの脚と共に固定され、揺ら揺らと身体を捩じる無残な姿で理緒は啼かされている。時々豊満な肉体を反らせるとS字を描いた身体が際立った官能を醸し出している。
乳首と局部がチューブで繋がれ、テーブルの上に置かれているボックスに繋がっていた。そのボックスについているダイヤルを黒い革のマスクの猿轡した太った男が調整している。男は同じく黒い革の貞操帯を履いていて、腰の後ろの紐で締上げられていて容易には外せないようになっていた。その体型と顔を覆う猿轡から覗く目から、男は小宮山だとわかった。
「わざわざご足労、ありがとうございます」
冴子も黒革の下着を身に着けた姿で、竹中の足もとに膝を床についてきっちりと頭をさげた。
「何を始めるつもりだ、冴子」
理緒の呻きなど気にも止めず、床から顔をあげた冴子が、きりりとした目で竹中を見上げた。
「豚の作った吸引器で理緒を責めて、その哀れな姿を楽しんで頂きます。ご意向であればご主人様も用意してある電マでチューブに苛まれたままの理緒に更なる責めを加えることも可能です」
吸引力のかかったチューブが生き物のように理緒の乳首とクリトリスに吸い付き蠢いている。吸い口は柔らかいシリコンラバーで出来ているので、それ自体が動いているように見える。
泣き笑いのような理緒の声に、鼻にかかった甘い呻きがまじっている。
「豚のコントロールによって、理緒は逝きそうで逝かないように調整された生殺しの状態でございます」
半泣きのような顔で悶える理緒とは対照にバギナにはたっぷりと蜜がのりきって美しい光沢をはなっていた。
「お前が小宮山、いや豚に捕まった時に使われた吸引ポンプとはこれのことか。成程、よくできているな」
「これから理緒に豚を絡ませます。ごらんのように豚は手しか使えない状態になっています。醜い豚のおもちゃになる姿をお楽しみください」
「ふん……、それから理緒はどうなるんだ」
「最後は豚の餌になります」
「豚の餌……」
「そうでございます。猿轡と貞操帯をはずして自由になった豚に、チューブで吸引されたままの理緒が弄ばれる姿を楽しんでいただきます。その間私がご主人様にご奉仕させて頂く趣向でございます」
「いやです! 何で、何で私が! あっ、くううううぅっ!」


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