第一章 ポンプ-27
冴子は、くびれたウエストから広がる引き締まった尻だけを高速回転で打ちつけている。その性に飢えたような鬼気迫る姿は普段の冴子からは想像ができないものだった。小宮山の醜い腹肉とぶつかり派手な連打音をさせている。
「くわっ!」
自力でバランスをとれなくなって小宮山の上に、前に倒れ込んだ冴子は荒い呼吸で苦しげに顔を歪ませていた。
「ほら休むな牝犬!」
「もう、もう駄目! もうポンプはイヤ……。外して……チューブ……」
生殺しの状態から一気に逝き地獄に変化して冴子は絶え絶えに訴えた。
「何を言っているんだ、このスケベ犬! お前が勝手に逝っているんじゃないか。ほれご主人様が出せるように腰を振れ! 俺が出すまでこの状態から逃れることはできないぞ、ぐふふふっ!」
小宮山は倒れ込んでいる冴子の乳房を両手で絞り上げて騎上位に固定した。無理やり元の位置に戻されて改めてズシリと身体の根幹を貫く肉の棒の存在をしらされる。ツクツクと敏感な箇所をポンプで吸われ続けたちまち官能の渦に巻き込まれる。
「いやあああああっ! またっ! また感じちゃうわっ! だめえええっ!」
「ほらほら締め付けているぞ、お前のマンコが勝手に逝きたがっているぞ」
「うわああああっ! もう、もう逝きたくないっ! 苦しいっ! だめだったらっ! あああっ! 逝っちゃうっ!」
キリキリと絞り上げられた乳房が2基のロケットのように突出している。血流が乳首に集中してポンプに吸われてスパークしているようだ。
「うわああああああっ! 赦して下さい! ゆ、る、ち、て……」
尖った乳房のまま冴子が感電している。次々と押し寄せてくる波に翻弄されて脳が痺れて思考能力が低下していった。欲情と苦痛の狭間に漂い焦点の合わないトロンとした目のままで腰を振っていた。
「ご主人様なしでは生きられない身体になったか、冴子」
「ごしゅじんさま……すてき……でも、逝きたくない……もう、イヤです……」
「うんん? 冴子はご主人様のペニスがいいんだろ?!」
小宮山が下から揺さぶり上げた。
「あああああっ! だめっ! くうううっ! いいですぅ! でも、もう!」
「でも何だ。生意気な口をきくな! お前は俺の迸りの受け皿だ!」
「わ、私はごしゅじんさまのぉ、受け皿です……」
「ぐふふっ、よく言えたぞ、冴子!」
小宮山は左手の親指を冴子の口の中に突っ込んで、右手で乳房をシナシナと搾りたてる。虚ろな目のまま冴子は腰を振り続け、こじ開けられた口から透明な涎が流れ出した。
「うぐううううっ! ひいいいいっ!」
言葉すら発することもできなくなった冴子は赦免を乞うこともできずに無残な姿のまま強制的に引き出された淫欲のままに動かされていた。だんだんと虚ろな目が白目に変わり動かない人形に変わっていった。
グッタリとイモムシのようになった冴子は小宮山に横たわって、びっしょりと汗をかいて喘ぎとも泣き声ともつかない音を発していた。
「ご主人様が逝かないうちにこのざまか。ふふふっ、しかたがない」
小宮山が冴子の尻を両手でむんずと掴んですごい勢いで上下に振りたてた。小宮山の身体に横たわったままの人形と化した冴子が尻を掴まれスライドし、同時に小宮山の腰もそれに合わせて打ちつけだした。
パンパンパンパン!
肉を打つ破裂音が鳴り響く。
「ひいいいいいっ! 赦して! 赦してっ! ごっ! ご主人様っ! くわああああっ!」
小宮山のバルーンのように膨らんだ大きな腹で跳ね上がった身体が弾みをつけている。抜き差しが大きなストロークとなってペニスが勢いよく捩じ込まれてゆく。子宮口までペニスが届き、冴子は絶頂大波の連続にひたすら悲鳴をあげ続ける。
「お願いっ! 止めてええええっ! いやああああっ! 壊れるぅっ!」
「うははははっ! 牝犬冴子は良い声だっ! それっ! それっ!」
覚醒した冴子の断末魔が続いていった。