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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢専用車両の真実-10

恵里香はその様子を呆然と見ていた。

チヤホヤされながら自分の思い通りに振る舞ってきた恵里香は、今、目の前で起こっていることが信じられなかった。

突然知らされた自分の出生の秘密、友人からの罵声、その友人が目の前で元夫に犯され、さらに数人に蹂躙されている。

「さあ、理紗さんは手本を示してくれましたよ。どうしますか?」

この極限状態の中でのマスターの優しげな声が、事態の異常さをより際立たせた。

「い、いや…」

短時間の間に起こった自分の人生観が一変した出来事を、恵里香の心は受け入れることができなかった。

恵里香自身、それが何に対しての「いや」なのかも理解出来ていなかった。しかし、この車両内ではその一言で許される筈はない。

「はっ?聞こえませんね」

マスターが耳に手を当てて恵里香の目の前にその優しげな顔を近づけた。

今の状況とマスターの雰囲気のギャップの差に恵里香の神経が限界を超えた。

「いやあああああああああああっ」

しかし、その恵里香の絶叫がマスターを豹変させた。

マスターは恵里香の髪の毛を鷲掴みにすると、自分の顔に恵里香の恐怖で真っ青になった顔を強引に近づけた。

「黙れ―――っ!」

その剣幕の凄さに恵里香の体はビクッと震え、叫び声はピタリと止まった。

「オレ達の前ではお前は叫ぶことも許されない。言われるまま、されるまま、全てを受け入れろ!」

その豹変ぶりが恵里香にますます恐怖を植え付けさせた。

「やれ…」

パニックになっている恵里香はマスターが何をやれと言ってるのかが理解できなかった。

そんな恵里香にマスターは、髪の毛を掴んだまま強引に恵里香を引き起こし、そのまま座席に女体を叩きつけた。

「あの雌豚のやった通りにしろと言ってるんだ!」



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