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訪問調教
【SM 官能小説】

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二人掛かり-1

 男の訪問は、いつも突然だ。
 有無を言わせず乗りこんでくる。
 
 モニターに写る野球帽の男が帽子を被り直している。
 みゆきは玄関の鍵を開けた。
 ひざまずき、手をついて男を迎えた。

 「いらしゃいませ、ご主人様」

 へりくだる事によって、みゆきは既に濡れていた。
 この男はどんな責めを行うのか期待感が高まる。
 だが、決してその事を顔には出さないよう努めていた。
 
 「そう! そう! そうこなくっちゃ。いいのよ、いいの。それでいいの!」はしゃぐ男がみゆきの肩を叩いた。

 「さあ、さあ、地下の調教場にいくかぁ」みゆきの腕をとって地下のトレーニング室へと導いていく。

 服を脱ぐよう命じられ、すべてを取り去る。
その時、1階から地下に通じるドアを知らない男が立っているのに気がついた。

 「誰! なんなの一体!」 慌てて脱いだ服を体の前に抱えて隠した。

 「アタシのパートナー。今日の調教は“二人掛り”なの。“二人掛け”ともいうわね。3Pとはまた別のものだと、アタシは思うのよ」

 「その人、誰なの!」その男は身長が180以上ある、ガッシリとした体格をしていた。

 「だから、その男と二人であなたを責めるの。その男はプロレスラー崩れだから、体力はバッチリよ。それに、凄いマッチョ! あなた、マッチョ好き? 筋肉に挟まれてゴリゴリされるだけで、逝っちゃう人だっているんだから」

 浅黒い肌をした、その男は一言もしゃべらなかった。ゆっくりと、トレーニングマシンを見回していた。
みゆきは新たな男の出現に戸惑っていた。自分の裸体を見られて、泌部を除かれるのかと思うと、それだけで消え入りたい恥辱にとらわれた。
 その心を見透かしたように、男が強い調子で言った。

 「いつまで隠しているんだ。はやく、服をどけるんだ。さあ!」みゆきは その大きな男を見つめたまま、動けないでいた。

 「滝本、始めろ」

 滝本と呼ばれたその男が始めて、みゆきを見た。暗い空虚な目でじっと見つめてきた。そのまま男は服を脱ぎ始めた。男が服を脱ぎ捨てるたびに、その筋肉が露わになってくる。
 胸の厚さ、腕の盛り上がり、締まった腹。すべてに圧倒された。
 そして、何よりもその肌の美しさに魅了された。
 みゆきは 今までに見たことのないタイプの男の出現に目をみはっていた。まじかで見る筋肉の造形美に圧倒されていた。
 滝本は黒のブリーフ姿になると足元のバックから錠剤を取りだし、口に放りこんだ。水も飲まずに溜飲した。

  「こいつが今飲んだのは、バイアグラと同じ成分の薬よ。健康な男が飲むと絶倫状態になるのよ。逝っても逝っても、ぎんぎん! さあ、マッチョに責められ放だいよ!」

 いきなり みゆきの腕をつかんだ。
 そのまま手繰り寄せると素早く背後に回り、羽交い締めにした。

 「いやっ!」

 短く叫びを残し、持っていた服の塊を手放し、みゆきはたちまち筋肉男に立ったまま組押さえられた。大人と子供の体格さだ。
 浅黒い男の筋肉が色白な肌の女を蹂躙している。

 「縄や拘束具を使わずに、こうして自由を奪って二人で責めるのをアタシは“二人掛り”とよんでいるの。どお、今までのとは違ったかんじでしょ、ひっひっひっ! 二人から“ヤラれる”感覚がたまんない筈よっ!」

 「いやだぁっ!」みゆきの抗いなどびくともしなかった。

 服を脱いだ男が滝本とは対照的な醜く緩みきった体で、正面からせまってくる。手には電動マッサージャーを持っている。
 滝本の羽交い締めにしていた腕がとかれ、みゆきの胸を絞り上げた。わきの下にみゆきの腕を挟みこんで、自由を奪っていた。
 搾られた乳房が、グイッと前に張り出した。その先端の乳首を男が咥えて強く吸い上げた。

 チュウ、チュウっ!

 十分硬くなった乳首に電マをあてる。
 ビリビリと電流が走ったような振動が伝わる。その淫靡なしびれから、逃れるように、みゆきは顔を左右に振った。

 「あっ! いやっ! なにっ! やめてぇーっ!」

 滝本の大きな手が、乳房を揉み上げる。そのたびに、伝わってくる感覚が微妙に変化して、思わず、みゆきの口から、間欠的に声があがる。

 「お前は電マは、初めてだな。コイツを当てられて、逝かない女はいないからな。胸だけでこれでは、先が思いやられることだ、ひっひっひっ!」
 無理やり搾り出した乳房に電マが、ぐいぐいと押し付けられると、乳房が饅頭のように膨らんだ。

 「滝本、そろそろ、ゆくぞ」滝本が、みゆきを床に押さえ付けた。

 “エビ固め”というプロレスの技の一つだ。あお向けのみゆきの足をVの字に屈曲に頭部に折り曲げ、腕は滝本の広げて座った両足に押さえられている。
 滝本にマングリ返しにされている状態だ。足首は滝本によって、しっかり掴まれている。

 男がいきなり、電マをみゆきのバギナを塞ぐように、押し付けた。

 「あああああああっ!」

 低い唸りをあげる、電マ。
その容赦のない、機械仕掛けの振動がみゆきのバギナ全体を震わせている。
なんの技巧もなく、男はただひたすら、電マを押し付けている。

「そう〜れ、どうだ。ほれ、ほれ。ひっひっひっ。もう、湿っているじゃないか! このドどすけべ女が。めいっぱい、咥えさせてやるぞ」



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