二人掛かり-3
「滝本、広げてやれ」男の無情の命令がくだる。
滝本が、手でみゆきの二つの尻の肉を掴んだ。大きな掌が、小ぶりの肉を包んで、左右に押し広げた。スミレ色の小穴が、肉と共に引っ張られる。
「いいいいっ!」
「あら、強情ね。そんじゃ、こうよっ!」男が、ローターをバギナに当てた。
ぢぢぢぢっぢ!
「あああああっ! だめっ、だめっ!」
下から覗き込むようにして、ローターをバギナに沿って上下に動かす。
何故かバギナが、敏感になっている。下腹部の排泄の欲求を我慢しているのと、何か関係があるのかは、解らない。
ローターが、ヒダを行き来することに集中してしまう。クリトリスに当ると、特に効く。
男は知ってか知らずか、無遠慮にシャカシャカ動かす。
アヌスから、一筋の廃液が垂れた。これ以上の排水が行われないように、みゆきは慌てて、アヌスを引き締めた。
「あらあら、そそうをしましたね。垂れてきましたよ」男はそう言いながらも、手の動きを止めようとしない。それどころか、ますます、クリトリスに集中砲火を浴びせる。
「あああうっ! すごい感じる! だめっ! だめ! 出ちゃうっ!」びくびくと、腰が細かく跳ねている。
「ご主人様っ! はやくうっ! あっ! お願いしますうっ!」
男が素早く、バケツをあてがった。と同時に、すさまじい排水が始まった。
バケツの底を大量の廃液が叩く音がする。
すべての排水を終えた後、みゆきから、空気の抜ける卑猥な音がしていた。
「ああっ、いやらしい」
仕掛けたくせに、男が、無遠慮な言葉をぶつけ、ギラついた目でみゆきを観察している。
滝本が、やっと尻を開放した。
泣き崩れる、みゆき。ずるずると、力なく脱力していった。
下から、滝本がすごい勢いで突き上げていた。
みゆきは、寝そべった滝本に背中を見せて、逆騎乗位で貫かれていた。両腕を滝本に引っ張られ、胸を突き出す格好にされていた。
みゆきの向かいに座った男が、乳首に執着している。
最初は、吸い上げたり、指で捏ねていたが、次第に強く噛んだり、指で潰して、痛がるみゆきの反応を楽しむようになっていった。
「痛い!痛いですっ!」
「ほう、ほう。これぐらいだと、快楽より、痛みのほうが勝るか。では、これ位だと、どうだ、ほれ」男は、みゆきを上目遣いで見ながら、乳首を強く吸った.
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうううっ!
吸い付く音が響く。
みゆきは、下から突き上げられる悦楽とのけぞった胸の先からくる疼痛に、さいなまれる。
頭を振って、逃れようとするが、あがくほど、その蹂躙される快楽に引きづり込まれてゆく。
(ゆるして、ゆるして……、あああっ……)
「ひっ、ひっ、ひっ!ほれ、ほうれっ」男の指が乳首を、コリコリとしこらせる。
下から滝本が腰を打ち付ける。
まるで人形のように、軽々とあしらわれていた。
大海原の小船のように、翻弄される、みゆき。
苦しげにゆがめた口から、一筋の透明な涎が、ツイーっと落ちた。
その口元を男の舌が掬い上げる。そのまま、みゆきの口に舌が侵入しようとこころみる。
「いやっ……」男の舌を拒み、顔を振る。
「まだ、拒絶する力が残っていたのね。ふん、生意気な。まだまだ、責めが足りないようね。ふふふっ、おまえの弱点のクリちゃんをいじくってやるぞっ!ひっひっひっ!」
男の指が、滝本とみゆきの接合部分に延びてゆく。
クリトリスを捉えた指先が、コリコリと転がす。
滝本が小刻みな抽送に変化した。
その動きが延々と続く。
「あっ! あっ! あっ!」
変化のない代わりに、その動きだけに意識が集中してしまう。
「んんんっ? どうだ、みゆき。おまえのカワイイ、くりちゃんが、悲鳴をあげているぞ。すっかり充血して、これ以上したら、破裂してしまうぞっ! イッヒッヒッヒッ!」
「くうっ! ゆ・る・し・てっ!」
「ほら、ほら。アタシの舌を吸うんだよ!」
ベロベロと口の周りを舐めまわす舌をみゆきが観念して受け入れる。
クチャクチャとした粘着音が鳴る。男が存分に味わっていた。
苦しげな息で、必死にその試練に耐えるみゆきを見ながら、男の意地悪な指先が、再び接合部分の小粒を捉える。
口を着けたまま、みゆきが懇願の眼差しを男に向ける。
「んんんんんっ!」再び、コリコリ転がされ、顔を振った。
「もう、いやっー! ゆるしてくださいっ! ご主人さまっ!」
「うははははっ! みゆき、アタシを拒絶すると、どんなことになるか思い知るがよい。まだまだ、いっぱい、いじくってやるぞ!」
下から、滝本が突き上げ、腕の自由を奪われ、乳首と淫核を男にころがされている。束縛され、串刺しにされ、摘み上げられ、転がされている。
束縛と淫靡な刺激を嫌がおうにも受けざるをえない。
みゆきの口から、涎が垂れ続けた。