計画＆実行-5
「あふっ、熱々ですね」
揚げて間もない唐揚げを頬張りながら伊藤は口をハフハフさせる。
その瞬間彼の左手はヌメリに耐えきれず、優梨子の恥部の裂け目にクプッという感触とともに指先を滑らせた。
「‥‥‥‥（いやぁ…!?）」
異常なシチュエーションに優梨子は頬を桃色に染めピクピクと上体を揺らし耐えているが、侵入してくる伊藤の指先からやはり逃れることができない。
指の沈む感触に伊藤の頬が大きく緩む。
「いやあ、ジューシーだ！」
俯く妻を眺め、高嶋は静かに立ち上がった。
「おっと電話だ？ちょっと席をはずすよ」
すべては予定どおり、高嶋は伊藤を横目に暗い通路から外へと歩いていく。
優梨子はたまらず伊藤を見上げ、両手でギュッと彼の手首を掴んだ。
「も、もうやめてください…」
唇はすっかり震えその瞳は苦悶に満ちている。
その表情は実にそそるものだ。
伊藤はスカートの中に伸ばしていた左手を一旦引き抜いた。
「奥さん、そんなこと言われても…」
すかさず壁と優梨子の間に身をいれてくると、背中が伊藤の胸に密着した。
「な、なにをする気…!?」
「何って？こうですよ」
大胆にも伊藤は優梨子のシャツの釦を両手で簡単に外し始めた。
「ああっ…!?」
はだけた胸元でブラに包まれた豊満なＥカップのバストがゆさゆさと波を打つ。
伊藤は右手をはだけた胸元に差し込み、左手を再びスカートの中に忍ばせた。
「あっ…!?…くぅっ…!!!」
個室とはいえ通路側を遮る壁などは何もなく、いつ店員が通りかかっても不思議ではない。
それに夫だっていつ電話から戻ってくるか…。
声もろくに出せないまま優梨子は悶えた。