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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈三匹の牝豚〉-5

『さあ、立ちなさい……本物の豚みたいに首は刎ねないから安心してね』

「は、離せ…ッ…うああッ!!離せえぇぇ!!」


枷から鎖を外された今、両手も両脚も自由だ。
いつか訪れるはずだと待ち兼ねた好機が、この瞬間にある。
麻里子は立ち上がり、果敢にもタムルに再び挑み、素早く手首と肩を掴んだが、部下達の襲撃にあっさりと床に転がされた。


『それが最後の悪足掻き?ウフフ…残念よねえ?』

「い…嫌だあぁッ!!!」


あの日の麻里子だったなら、タムルを投げ飛ばし部下達を打ちのめし、瑠璃子や美津紀を救えたはず。
この一瞬の好機を待つには、あまりにも長すぎたのだ。
無様にも両手を掴まれたまま床を引きずられ、頭も手首もギロチン台に挟まれた。
そして両脚の枷と膝には麻縄が巻かれ、ピッタリと閉ざしたままに拘束されてしまった。


「こんな…ッ!!こんな……嫌あぁ!!」


ギロチンは頭部を固定するように受け皿のような膨らみがあり、麻里子の顔を前方に向けたまま固定していた。
そして束ねられた膝の枷には鎖が繋がれ、ギロチンの柱に連結されてしまった。それは、何があっても麻里子を逃がさない為の処置だ。
そんな麻里子の周囲にはタムルの部下達が集まり、絶対に逃走を許さないとばかりに睨みをきかせている。
過剰なまでの非情な計らいだ。


『本当なら貴女の目の前で遊んであげたいけど、それだと妹さんが恥ずかしくて“本気”になれないものね?』

「……る…瑠璃子…?瑠璃子おぉぉ!!!」


目の前に設置されたモニターの中には、意識を失って動かない瑠璃子の姿が映っていた。
その傍には、あの憎き金髪鬼の姿までもあり、カメラに向かっておどけた表情を作っている。
麻里子に見せる為だと知っているからの“おふざけ”だ。


{よぉ、久しぶりだな麻里子……今から大切な妹が、サロト様のペットになっちまうんだぜ?}

「!!!」


専務はモニターの中から笑うと、瑠璃子の衣服を脱がし始め、あっという間に全裸にしてしまった。
もちろん、その事に瑠璃子は気付かず、安らかな寝息を発てている。


『あら、大きな胸ねえ?貴女と違って、とっても魅力的な身体だわ』

「やめてぇ!!瑠璃子には手は出さないって……」

『ピンクの乳首が美味そうだな。早く俺達に回ってこねえかなあ?』


モニターの中の専務は焦らすように上半身だけを見せると、肝心な下半身には赤いパンティーのような物を直に穿かせ、視線を遮断した。
ギャラリー達に、瑠璃子の身体に興味を抱かせる為の、憎らしい行いだ。



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