「ある小説家の一日」-3
「あっ・・・ん・・・やっ、やっ・・・」
クリトリスは赤く腫れ上がりはちきれそうだった。もう一息だな、田崎は指の動きをいっそう早くした。
「やっ!あああん、ああん!おやめ・・・ああああああ!」
全身を固くしてのけぞったと思ったらビクン、ビクンと華江の身体が痙攣した。絶頂に達したのだろう。
「ああ・・・あああ・・・」
華江の身体が動かなくなるのを待って田崎は縛っていた手首の紐をほどいてやった。
「気持ちがよかっただろう、華江。おいで。」
田崎は華江の紺色のメイド服を脱がせた、ぐったりしていた華江は多少抵抗したもののほとんど身体を動かせずにいた。ブラジャーを外すとぷるんとした双つの乳がこぼれた。なんと艶やかで美しい形だ。全裸になった華江の身体を改めて鑑賞した。ほどよく大きな乳、
白い肌、きゅっとしまったウエスト、柔らかそうな太もも。全てが田崎の好みであり性欲をかきたてた。
田崎は夢中で乳房をもみしだきながら乳首を舐めた。
「あん、ああん」
一度達して敏感になっているらしく、華江はすぐに反応を示した。
ぎゅっと閉じられた膝を持ち上げ開脚をさせる。すると濡れた秘部があらわになり田崎はそこに顔をうずめた。
「おやめ下さい、旦那様。はず、かしいです・・・」
秘部を隠そうとする華江の両手をどけ、田崎はそこを舐め続けた。
「ひゃ、やん・・・ああっ、やっおやめ下さいっ」
恥ずかしいやら感じるやらで華江はどうしていいかわからなかった。ただ顔を真っ赤にして田崎の愛撫を受け入れるしかなかった。
やがて田崎は秘穴に指を入れ始めた。最初は一本。次に二本。ゆっくりと奥まで・・・
「い・・・痛いです。旦那様・・・もう、おやめ下さい。あああ」
「すぐに良くなる。力を抜いて、我慢しなさい。」
10分ほどそうしていただろうか。華江は少しずつ気持ち良くなっている自分に驚いていた。
「あ・・・あん・・・」
また頬が紅潮しはじめていた。華江が感じているらしい。そう思うと田崎は我慢ができなくなっていた。羽織っていた着物を脱いで全裸になると華江の身体にのしかかった。そして華江の自由を奪うように右手で両手首を固定した。固くなった肉棒が華江の秘部に当たる。
「華江、私のものをお前の中に入れるぞ。」
「いや、旦那様。堪忍して下さい。」
足を無理やり開かせて田崎は自らの先端を華江の秘穴にあてがった。力を入れ一気に挿入を果たした。身体を貫かれる痛み、華江は目に涙を浮かべて絶叫した。
「痛い!ああ、お願いです。抜いて下さい。」
「ダメだ。お前を女にしてやる。力を抜け。」
「いやあああああ!」
処女のヴァギナの締め付けはきつい。言葉とは裏腹に秘肉は律動を誘うように男根をしめつけた。すごい、すごいぞ。田崎は誘われるがままに律動を始めた。
「・・・あっ・・・いやっ・・・なに、あああ」
数分もするうちに歯をくいしばっていた華江は徐々に口を開け始め、悩ましい声を上げた。シーツが処女の血で染まる。
「華江、気持ちいいんだね?可愛い、とても可愛いよ。」
「ああん、あっ、いっん、あああっ」
大人しく身をゆだねていた華江はいつの間にか無意識に少しずつ腰を動かし始めていた。これが田崎にはたまらなかった。いっきに快感の波がおしよせて達しそうになってしまった。
「ああああっ、旦那様、あああ・・・」
「よし、はあ、はあ・・・イクぞ、イクぞ・・・」
律動が早くなった。パンパンと肌と肌が一つになる音が響き渡る。
「あああっ、あああん」
「ううっ」
その瞬間、田崎は肉棒を抜き、華江の白い腹に快感とともに白濁液をぶちまけた。
田崎は華江の腹に手ぬぐいをかけてやった。
「ひっく・・・ひっく・・・」
涙で頬を濡らす華江の唇にキスをして立ち上がり、枕元に千円札をそっと置いた。
「口止め料だ。」
華江は身体を拭き服を着て千円札を握り締め、書斎を後にした。
これが小説にもなった伝説の娼婦、伊東華江の初体験である。