まさかの自由研究-8
少年の視線をそっちに惹きつけてから、
「もっとエッチなこと、してみる?」
不謹慎な言葉で誘惑する。
「してもいいの?」
「いっぱいして欲しいな」
「うん、わかった」
健太郎は遥香のスカートの裾をつかむと、緊張しながら少しずつまくっていった。
ベージュのストッキングに包まれた太ももが徐々に露出されて、どこまで行っても脚がつづいていると思った途端、今まで見たこともない光景が目に飛び込んできた。
ストッキングから透けて見える白い下着、そこはちょっぴりふくらんで、すごく濡れているように見える。
「ひょっとして、おしっこしちゃったの?」
健太郎の率直な疑問に、首を横に振る遥香。
「じゃあ、女の人なのに、どうしてここがふくらんでるの?」
「どうしてだろうね。触って確かめてみたらどうかな?」
そう言うと遥香は親切に両脚をひらいて、健太郎が触りやすいようにポジションを取りなおす。
目の前の少年が人差し指を立てている。
それがこっちを指差して、下腹部の局所に近づいてくる。
なんて可愛い指なんだろう。
女の体も知らない指が、すぐそこに、わたしの純潔をいたずらしようとして──。
「んんっ……」
下着越しの女性器の中心に、フニュっと指が触れた瞬間だった。
遥香の全身に電流がはしって、脳が覚めるような快感が、内臓から表皮まですべてを震撼させていく。
ストッキングとショーツがクッションの役割を果たしているけれど、そこを押しているのは間違いなく他人の指。
好奇心旺盛な男子の指使いは、少しずつ少しずつ大胆になっていく。
「すっげえ」
「あったかいでしょ?」
「うん、すげえ」
「グチョグチョしてる?」
「なんかすごい」
会話にはなっていないけれど、会話なんてなくてもいい。
おもちゃみたいな指が、割れ目のすじを縦に撫でてくる。