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青い夏休み
【その他 官能小説】

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まさかの自由研究-7

 どうすればいいのかわからないなりに、健太郎はとりあえず両手を動かしてみた。

 上に、下に、外側に、内側に、初めて触る女子の体を傷つけないように、指先にまで気を配る。

「とっても上手だね。気持ちいい……」

 しぜんに語尾がゆるくなる遥香。
 息を吸って、吐いて、胸の先端がだんだん熱くなってくるのを感じる。
 思わず眉間にシワを寄せて、下唇を噛んだ。

「ごめんなさい、痛かった?」

 小さな手がブラジャーから離れていく。
 心配そうな少年の顔がこっちをうかがっていた。

 わたしは、なんて最低なことをしているのだろう──。

 遥香の良心が揺らいだ瞬間だった。
 しかし、火のついた遥香の体はもう後戻りできないほどに発熱していた。

「ぜんぜん痛くないから、もっとつづけて……」

 愛撫の催促をする遥香。

 それに応えるように、幼い手つきがふたたび胸をタッチすると、自らを滅ぼそうとするほどの快感が、遥香の中から湧いてくるのだった。

 カップの中の乳首がグニャグニャと踊って、どんどん硬くなっていくのがわかる。

「うっうん……」

 とうとう吐息が漏れはじめる。

「やっぱり痛い?」

「違うの。女の人が気持ちよくなるとね、誰でもこんなふうになっちゃうんだよ……」

 遥香はセリフのあとに、微妙に喘いだ。

「そうなんだ。なんか不思議」

 日常の生活音がかすかに聞こえる中で、異常な行為をしている自分を客観視しては、萌えるシチュエーションに満足する遥香。

 自分の手で揉むのとは違う感触に責められていると、ただの遊びのつもりが、スカートの中の熱気もいよいよ本気になっていく。

 下も触って欲しい──。

 淫らな願望が愛液を分泌させて、ショーツの裏面に濡れた痕跡をひろげていく。
 もはや腰の支えも頼りなく、膝立ちしているのもつらい状況に陥る。

 遥香は上半身を後ろに傾けて、両手とお尻を床にあずけた。
 そうすることで両脚が健太郎に向かって伸びて、スカートの奥の暗がりが見えるかどうかという意地悪な環境をつくってやる。


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