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初めてのレオタード
【学園物 官能小説】

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演技-2



その時だった。
「きゃっ!?」
ことみは薄暗い通路の白い壁に押し当てられてしまった
両手は晴樹の右手に掴まれ頭の上で組まされて抜くことができない。
晴樹は一気にことみに密着し、残った左腕を背中に通す
少し曲げた右足は股下に通し、太腿で陰部に触れている。
左手がことみの首から綺麗なラインを描く背中を通り、お尻へと撫で下ろされる
「やっ、ちょっ… あ、荒畑さん… ひゃんっ」
晴樹の右太腿が動く刺激で、処女であることみの超敏感な陰部を弄ぶ
レオタードの薄い生地では防ぎきれず、その刺激は直で彼女を襲う。
「あ、あらは…さん やんっ…やめてくださ… んぁっ」
突然すぎる出来事に為す術がなくされるがままのことみ
陰部から身体全体へ広がる原因不明の感覚に犯されながら
これ以上 声を出さないよう必死に耐えることみの耳元で、晴樹が囁いた
「ことみちゃんだけに特別だよ」
吐息が当たる。ことみは既に耳まで真っ赤だ。晴樹は続ける
「いつでも部室に来てね。絶対だよ、待ってるからね
 あと、今日のこの事は誰にも話さないで。約束するなら放してあげる」
「わ、わかりました…ぁんっ 約束します…」
身体を襲い続ける人生初の感覚に限界寸前のことみは、言葉を絞り出した。
「よし、いい子だ。」
ことみから離れた晴樹は、そのまま手を振って去って行った。

一男子の急襲から解放され、ことみは床にペタンと崩れ落ちた。
異性にあまり興味を持っていないことみ(美祐希や真由美もそう)だが、
これには不覚にも意識せざるを得なかったようだ。
しかもHや下ネタについて殆ど無知(これまた上記に同じ)なので
晴樹の右足が引き起こした、ことみの身体を襲ったあのえも言われぬ感覚は
どういうことか結局わからず仕舞いに終わった。


身体が火照っている。鼓動の速さがかつてないほどである。
呼吸も殆ど過呼吸気味で、暫く座ったまま動く事が出来なかった。



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