★ひとつに★-2
半分位入ったところで見上げるヒロカの視線に気付いた。
睨んでいた顔とは打って変わって弱々しい眼差し。
ヤバイ。心が痛みつつも可愛くてキュンとする。
「ゴメンね、・・・大丈夫?」
『・・・いいよもぉバカ!』
『・・・でも、・・・お願い、ゆっくり・・・』
言われるまでもなく、
これまで経験したことの無い強い感触に面食らっていた。
グイグイ締め付けられる。
「そんなに力入れないで・・・、リラックスして・・・」
『え?・・・・・・何も・・・?』
マジですか・・・。
「狭いんだね」
『・・・言われたことある・・・けど、・・・わかんないよ』
だが肉体的な感覚など吹き飛ぶほどの精神的快感があった。
ずっと見つめるだけの存在だった、
恋焦がれた女性がこの腕の中にいるのだ。
今にも壊れてしまいそうな可憐な身体は
抱き締めているだけで頭の芯がとろけそうだった。
その妖精のような華奢な身体をふんわり抱き締めながら、
埋めた先端を少しずつ奥へ送り込む。
『ん!・・・ん!・・・あ!・・・』
ついに観念した様子で、
顔を近づけると目を閉じ、キスに応じてくれた。
夢にまで見たこの唇。始めは乱暴に奪ってしまったが、
今度はゆっくり、感触を味わうキス。
まだ慣れていないのでぎこちないが、
柔らかく絡みつく。
その位置までをしばらくゆっくり出し入れした後、
やはりゆっくりだが、今度は止まらず奥まで挿入!
『んんん!ああ!・・・・あぁ!』
唇を離して喘ぐヒロカ。
怒張の付け根が彼女の入り口と確かに接触している。
ついに! だ。しばらくの間動きを止めて酔いしれた。
言い尽くせない感動を鎮め、ゆっくりと動き出す。
細くしなやかな肢体がオレの動きに同調して
上下にリズミカルに揺れ始める。
『あ・・・あ!、ンッ・・・、ンッ・・・!』