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子羊の悩ましい日々
【ファンタジー 官能小説】

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『子羊の悩ましい日々 〜デュラハン編〜』-6

 荒い息のままぐったりとしたロイのもとへ、ナナがにこにことした顔でやってくる。
「さて、次はあたしの番ね」
「……………………はい?」
 その言葉の意味をつかみかねて、ロイは間抜けな返答をした。
「だーかーらー、コシュタ・バワーたるあたしの番。あたしの場合は、練習じゃなくて、子種が欲しいのよねー」
「……………………はい?」
 最後間抜けな返事をする。
「いやね、あたしらも人間の男と交わらないと子供を産めないんだわ。そろそろ次代も育てないといけないなーって思ってたんだけど、なかなかピンと来る男がいなくて」
 ロイは呆然とした表情で、熱っぽく語るナナをただ見るだけだ。
「君とだったら楽しめそうだし、なんかいい子供が産まれそうな気がするのよねー」
 ぱっかぱっか……
 ナナの身体部分が風呂場に入ってくる。多少身体は大きいが、上半身は人間のそれと同じで美しい乳房が魅力的だし、下半身は馬とはいえ秘所は人間のものを優しく受け止められる構造になっている。
「というわけで、もう少しだけ休憩したら早速子作りね!」
 拒否権が自分にはないということを痛いほど知っているロイは、これからの1週間を思い心の中でため息をつくのであった。



※子羊ロイの記録※
(各月6日で1週、計5週の30日 12ヶ月で1年)

蒼色の月(6日1周、計5週)
1日 <デュラハン&コシュタ・バワー>
2日 <ソフィア、デュラハン&コシュタ・バワー>
3日 <デュラハン&コシュタ・バワー×2組>
4日 休日 <ソフィア>
5日 <デュラハン&コシュタ・バワー×2組>
6日 <ソフィア、デュラハン&コシュタ・バワー×2組>


※モンスター図鑑※

デュラハン
モンスターレベル:40
生息域:人間の住む街
希少度:16(1〜20で判断。数字が大きいほど希少)
特殊能力:空間と空間をつなげる。それによって、狙った人間の元へ唐突に現れることができる。
     親から子へと受け継がれる剣術。剣からエネルギー波や炎を出すことができるものもいるとか。
     露出が大きい外見でありながら、見えない力場で高い防御力と魔法無効化を誇る部分鎧。
魔法:普通使えない。
人への変化:外見は人間のそれと同じだが、首の部分に一定以上の衝撃を受けると頭がとれる。
人への態度:人の死を告げ、自らその人間を殺すことから敵対的と思えるが、それはあくまで仕事のようなものであり、
      死の宣告から外れれば、中立の態度である。
備考:死の宣告は1年に1回やるかやらないか。もはや、なぜそんなことをするのかデュラハン自身分かっていない。
   昔から受け継いできた職務だからという理由がほぼ全て。


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