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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第16話-30

「ん、んん……」
 葵の唇の感触を味わいながら、誠治は、体勢を整えて、潤いきった葵の部分に、一度の放出では収まらない自らの張り詰めた“巨身”の狙いを定める。
「んっ…!」
 柔らかい部分に先端がたどりついたとき、葵の喉が甘く鳴った。敏感になっている部分に、待ち望んだ感触が生まれ、その“悦び”の声を挙げたのだ。

 ずぶずぶっ……!

「!!!」
 唇は重なったまま、葵の瞳が大きく見開いた。濡れた膣口がいとも簡単に、脈動している誠治の“巨身”を迎え入れ、自重に従うまま、胎内に全て収まったからだ。
 体位としては、いわゆる“座位”の体勢で、二人はまず、繋がっていた。
「あ、はっ……ん、あ、あぅっ……!」
 たまらない、と言った様子で、葵が唇を離し、頤をそらせて悶えていた。
「葵……気持ち、いいかい?」
「は、はい……あっ……誠治さんの、が……おくまで、届いてるのっ……!」

 すぶっ…

「ンあうっ!」
 もっと葵に気持ちよくなってもらいたくて、誠治は腰を旋回するように動かした。
「あ、ああ……誠治さん、すごく、きもちいいの……あ、あぁ……!」
「それは、よかった……」

 ずちゅるっ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅぐちゅっ……!

「あっ、ン、んんぁっ、あ、あっ、あぁあぁあぁっ!」
「遠慮は、いらない……いっぱい、声を出して、葵……」

 ずちゅずちゅずちゅ、ぐちゅるっ、ぐちゅぐちゅぐちゅっ!

「あっ、ン、んんっ、あ、んあぅっ、あ、ああぁあぁっ!」
 抑揚の激しくなってきた誠治の腰のグラインドを浴びて、たまらないように葵が嬌声をあげる。潤いが満ちた接合部は、交錯する度に卑猥な水音を挙げて、湯気が立って見えそうなほどの熱気を生み出していた。
「あっ、はぁっ、あっ、んぁっ、あ、あぅっ、あ、ああぁん!」
 葵の身体が寄りかかってきて、その重みを受け止めつつ腰を突き上げて、誠治は、よがり悶える葵の様子を、満足しつつ眺めていた。
(と、いうか、葵のなかがすごくて、僕も……!)
 葵の口の中に、たっぷりと“第一射”を放ったというのに、装填はもう充分なほどに完了しているようで、それほどの猶予もなさそうだった。
(浴衣の半裸って……なんて、いやらしいんだろうかっ……!)
 汗を光らせながら揺れる葵の身体に、浴衣一枚が羽織られているだけで、こんなにも“エロス”が増すというのは、遺伝子に組み込まれた、日本人としての変態的な感性が為さしめることなのだろうか。
 腰を打ち付けあう拍子に合わせて、ひらひらと浴衣の端が揺れるのもまた、その淫猥さを増幅させ、ひたすらに誠治を煽ってきた。
「いいよ、葵……きもちいいよ、葵……!」
「わたしも、いいのっ……誠治さんの、おち×ちん、とっても、きもちいいのぉおぉぉおぉっ……!」
 単調な抑揚を繰り返すのは、むしろ、興奮が最高潮になっている証である。繋がってまだ数分ほどしか経っていないが、ペース配分などは度外視して、二人はとにかく上り詰めるばかりである。
「あ、イクッ……!」
 びくり、と、葵の身体が震えた。抑えの利かないまま、膨れ上がった性の炸裂を、胎内で震わせたらしい。
「はぁ、はぁ、あっ、あっ、ん、んっ!」
 それでも葵の腰の蠢きは、止まらなかった。まだまだ軽度のオーガズムであり、それだけでは満足できないと、その淫猥な腰の動きで伝えている。

 ずちゅ、ずちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐっちゅぐっちゅ……!

「はぁぅっ、あ、イ、イクッ……! あっ、ン、あっ、あっ、イクぅッ……!
 二度、三度、と、性的な絶頂を身体の反応で示しても、葵の動きは止まる様子を全く見せなかった。

 ぎしぎしっ、ぎしっ、ぎしっ……

「んんぅっ、あぅっ、ンッ、くっ、あ、アアァ、イクゥッ……!!」
 座椅子の背もたれが、悲鳴をあげるぐらいに“座位”のまま激しい動きを二人は繰り返す。その最中にも、葵は絶頂の電流を身体に走らせ、びくびくと内股を震わせていた。
「葵が、イクたびに、すごい“しまり”が起こるよっ……!」
「はぁっ、はぁっ、はうっ、あ、あふぅっ、あぅンっ……!」
「あ、ああっ、ま、また、イッたね……わかるよ、葵……!」
 胎内の微細な振動と、強烈な弛緩と拘束。葵の中で起こっている性的な反応の全てが、繋がっている部分にダイレクトに伝わってくる。それが誠治に対する刺激にもなって、腰を揺する動きの激しさに繋がっていった。


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