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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第15話-31


 脱衣所に置かれた籠に着ていたものを放り込んで、素っ裸になった二人は、怒涛のように浴槽に張られるお湯の音を聞きながら、性的な戯れを始めていた。
「大和の“ここ”、きちんと洗ってあげるよ…」
「あ、ああ。頼むよ」
 プラスチックのバスチェアに座ったことで、反りあがった姿を惜しげもなく晒している“宝刀”は、既に桜子の手の中にある。自家製の“へちまタワシ”で泡立てたそれを、丁寧に大和の“宝刀”に刷り込んでいる。
「くっ……」
 労わりに満ちたその指使いに、大和の背筋に官能の痺れが走った。泡の滑りも手伝って、桜子の指の感触が、とても気持ちいい。
「ふふ。ぴくぴくしてる……」
 泡立ちを手にした指の中で、大和の“宝刀”は、優しく研磨される喜びに震えているようだった。
「裏のところとか、ちゃんと洗わないとね……」
「ひあっ」
「うふ。可愛い声、出すんだね……」
「う……」
 泡の滑りが、亀頭の浦筋を伝った瞬間、今まで味わったことのない愉悦に耐えかねて、大和の喉が鳴った。桜子には何度か手でしてもらったことはあるが、これほどの淫靡さを交えて快楽神経を刺激してくることは初めてだった。
(あ、泡か!? 泡の、せいなのか!?)
 泡を使って受ける行為は、そういえば経験がない。眼下に揺れる“おっぱい”の中で、存分に戯れているときと似たような感触ではあるが、泡立ちが持つ特有の滑り具合が、桜子の指使いと相俟って、大和をひどく興奮させていた。
「じゃあ、流すよ…。ちゃんと、ぬるめにしてあるから、安心してね…」
 泡に塗れた“宝刀”に、桜子は手にしたシャワーのお湯を注いでいく。
「おぉ……」
 水が泡を溶かしていくその感触にさえ、大和は言い知れない心地よさを感じていた。己の“イチモツ”を恋人の手によって洗われることが、こんなにも気持ちがいいというのは、初めて知った感覚だった。
(クセになるかもしれない……)
 “おっぱい”の中で戯れる行為に、優るとも劣らない、刺激的な“性の遊び”であった。
「うわ、すごい、カチカチだよぉ……」
 泡を流し落とされて、その全貌を露わにした“宝刀”は、磨き抜かれた瞬間のように光沢を帯び、そして、桜子の手の中で最高の硬度を保っていた。
「………」
 赤黒く、そして、はちきれんばかりになっている先端を、桜子は凝視している。大和の息遣いに呼応するように、ぴくぴくと蠢くその部分に、何か魅入られている様子であった。


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