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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第15話-11

「結花の肌は、キレイだな……」
「あ、んっ……」
「すべすべで、とても、柔らかくて……」
「あっ、くっ、ん、ふっ……」
 両手が再び、その胸に覆いかぶさる。確かに揺れはしないが、間違いなく弾力は備わっていて、女の肌の不思議さを、航はその両手いっぱいで堪能することが出来た。

 むに、むに、むに……

「あっ、んんっ、あっ、あふっ……」
 押し上げるように、胸の弾力を掌で愉しむ。その都度、結花の喉が反って、普段とは全く違う甘い声を挙げるので、それを聞きたくて、航は、その手の動きに更なる抑揚を込めた。
「あぅんっ、あっ、わ、わたるの、て、あっ、い、いやらしぃよぉ……ん、んんっ……」
 その手の動きに、結花もまた、悶えを強くしていった。
「わたる……あっ、あんっ、わ、わたるぅ……」
 固くなっている掌のマメで、乳首が擦られ、指先で、微かな乳房の柔らかさを揉まれて、結花の中で渦を巻く官能の揺らめきは、とめどないさざめきとなって、結花を夢中にさせている。
(やだ……アソコ……湿ってきてる……っ)
 その反応は、熱い潤いを滲ませてきた、女の部分にも集中していた。
「………」
 胸をまさぐり触る航の手が、不意に止まった。
「あっ……!」
 右手が浮き上がったかと思うと、それはそのまま結花の下半身へと向きを変え、太股の上に降りた。
「結花の脚、とても、綺麗だ」
「あ、ひぁっ……!」
 太股の肌をなぞるように、航の手が上下する。痴漢に浴びたことのある手触りとは全く違って、それを受けたことで結花の体を走った電流は、甘い刺激を伴い、じりじりと太股の奥にまで、痺れるような感触を生み出した。
「本当に、最高の脚だよ……」
「わ、わたるぅ……あ、あっ……」
 太股の奥から熱く滲むものが、どうにも止まらない。体の興奮が溶け出したそれは、間違いなく水玉模様のショーツも濡らして、いやらしい自分の体の反応を、映し出していることだろう。
(み、見られたら、どうしよう……!)
 覚悟はしているはずなのに、濡れた女の部分を見られることへの羞恥は、どうしようもなく結花を困惑させた。
「………」
 知らず、太股をぴったりと閉じ合わせているその動きが、結花の恥じらいと躊躇いを表している。当然、航はそれをわかっているので、無理にこじ開けたりはしない。
「結花」
「えっ……」
 結花の手を取るや、航はそれを、自らの腰の中央に押し当てさせた。
「!?」
 掌に不意に現れた固い感触に、結花は瞠目してその部分を凝視した。
「わ、航の、そこ……すごい、もりあがってる……」
 テントを張ったように、トランクスの中央部で屹立しているであろう男の象徴が、結花の目にはっきりと見えた。
「それに……真ん中が、すこし、滲んでる……」
 航が身に着けているトランクスは、灰色の無地のものだった。故に、屹立した部分の真ん中で、色濃く新円を描いて滲んだその様子が、よくわかった。
「結花の身体を、触ってて、興奮して、濡れたんだ」
「オ、オトコノコも、濡れるんだぁ……」
 “先走り”が先端から漏れ出て、それがトランクスに滲んだのである。性的な興奮が溶け出してくるのは、女子ばかりではない。


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