デネブの館-12
俺の心の中で何かが爆発すると、その瞬間に理性が飛んで、アイの体を乱暴に押し倒した。
イヤ、と呻くアイを無視して黒い服を捲って、ブラを強引にずり下げた。
現れた意外なほど豊かな双丘の先端を乱暴に吸うと、アイは少し痛そうな素振りを見せる。
今までは優しくて甘いセックスばかりだった。
たまには、こんなレイプまがいのやり方も興奮する。
スカートの中に手を突っ込んだ。アイはその俺の手を掴んで、抑えようとするが、腕力で負けるはずがない。
そのまま下着の中に手を入れた。湿り気を感じた。
なんだ、嫌がっておきながら、コイツも興奮しているんじゃないのか。
アイの柔らかなヘアの感触を感じながら、湿り気を帯びた部分を指で責めた。
徐々に抵抗する力がなくなり、アイの表情に妖しい光が灯った。
イヤとか、ダメとかいう言葉の中にも悦びのニュアンスが含まれている。
アイの下着を剥ぎ取った。もはや、剥ぎ取る俺を阻止しようともしない。
元々下着が覆っていた部分に頭を突っ込み、そこに口をつけた。
その瞬間、聞いただけで滾ってくるような、蕩ける声をアイは出した。
女が男の腕力と、自らの性欲に屈した声だと思った。
そこを広げて、ぬかるんだ穴に舌を挿しこんだ。とろとろと濃厚なエキスが湧出する。
アイはうわ言を言いながら、体をくねらせている。
そのまま俺はズボンと下着を投げ捨てるように脱いだ。溜まりに溜まった俺の硬直が限りなく膨張している。
アイの両足首を掴んで、ぐっと横に広げ、硬直をその中心に押し当てた。
アイは目を薄く開けて、口元を結んでいる。
硬直をゆっくりと沈み込ませると、アイが歯を噛み締めて、耐えるような仕草を見せた。
アイの両足を肩にかけて、そのまま体を揺らすと、アイの口の隙間から何かを押し殺しているように空気が漏れた。
体を前傾させて、アイに覆いかぶさるようにすると、俺のものはアイの奥深くに入った。
その瞬間、顔を歪ませて、しかしアイはどうしても声を出そうとはしない。
本来、アイは感じやすいようで、達するまでの時間が短い。
俺が無理やり彼女を襲っているから、アイは腹を立てているのだ。
女の意地と言ってもいいのかもしれない。イッてしまうと、俺に負けたような気がするのだろう。
俺がアイに顔を寄せてキスをしようとすると、アイは顔を背けて拒否した。
そうかよ。それならそれで、覚悟しとけ。
俺は唇の代わりに、アイの薄紅色の乳首に吸い付き、軽く歯を立てたりもした。
そして、アイの奥に到達する手前の内壁に亀頭を擦りつけるように動かす。
彼女はここが好きだった。その証拠に、今も泣きそうな顔をして、歯を懸命に噛み締めている。
その耐える顔が、俺の加虐心を煽った。
ほら、ほらほら。アイの茂みに手を入れて、結合しながら肉芽を揉んでやる。
噛み締めた口元がついに緩んで、ヒィー、と救いを求めるような声を出した。
「ほら、イケよ。イキたいんだろう?」
アイは首を横に振った。もう声も出せないようだ。
イキたいくせに。何度か大きく動くと、アイの目が裏返って、白くなった。
そして、体をびくりと痙攣させると、そのまま小刻みに震えはじめた。
やっぱり、イッたんじゃないか。アイはただその童顔を緩ませて、体を震わせながら放心していた。
俺は、自分の硬直を抜いて、アイの顔面にたっぷりと放出した。
それでも、アイは身動きしない。いい気味だ。
俺の精液を顔面中に塗りたくられて、足をだらしなく開脚したまま、しばらくの間そのさまを俺に晒していた。