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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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俺と晴菜と間宮と亮-6


久しぶりに飲みすぎた・・・
ガンガンと鳴る頭を抱えながら
家の玄関を開けたのは
11時。
俺はそのままシャワーを浴びて布団にもぐりこんだ。

ソファでねたから首が痛い。
あ〜タクシーで帰ってきて
はじめから家で寝ればよかった。

昇格と転勤・・・
俺だったら・・・

どっちをとるだろう?
間宮だったら・・・・?

そんなことを考えながら眠りに落ちて。
目が覚めたのは
窓の外の晴菜の声に
頭が反応したからだった。


「もう、無理かも」
無理?何が?
「だから違うって」
話している相手は亮か?
「亮ちゃんにはわからないよ」
亮にはわからないこと?
「落ち着け。晴菜」

弟の亮が、言った言葉を最後に
二人の会話が途切れた。

俺はまだ重たい頭を無理やり起こして
窓の外を見た。

カーテン越しから見ているので
二人から俺は見えないはずだ。
途切れた言葉の意味は
俺が想像もしなかったことで、

二人は抱き合っていた。

抱き合っていたというより
晴菜は亮に抱きしめられていた。




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